最初のインストールから監視まで(CentOS ベースの ISO イメージ)

The purpose of this guide is to quickly introduce Pandora FMS to someone unfamiliar with Pandora FMS, but who has medium to high knowledge of systems and networks. The purpose is not delving into all Pandora FMS features, but rather discussing the most important ones. That way, a user that reads the complete Quick Guide should be able to perform basic administration and operation tasks quickly.

このガイドの目的は、システムおよびネットワークの知識はありつつ Pandora FMS に関してはあまり詳しくない方へ Pandora FMS を簡単に説明することです。Pandora FMS の深い機能にまでは言及しませんが、主な重要な機能に関してクイックガイドを読んだユーザが基本的な管理と操作ができるように説明します。

Considering that Pandora FMS official training takes 40 hours, and the official documentation has more than 1200 pages, this is meant to be just a small bridge to a larger documentation package for Pandora FMS, so that the first contact is not too complicated.

Pandora FMS の公式トレーニングは 40時間かかり、公式ドキュメントは 1200 ページ以上あることを考えると、これは、Pandora FMS の大きなドキュメントへの入り口にできるでしょう。


Since the release of version 7 NG in 2017 the operating system used in the ISO image is CentOS 7. However at present due to the very good speed on the Internet (100 mbps or more) it is recommended to make an online installation (cloud) and, once completed, go to the monitoring starting point.

2017年のバージョン 7 NGのリリースから、ISO イメージで利用している OS は CentOS 7 です。しかしながら、現在のインターネット接続が高速(100Mbps以上)になっていることから、オンラインインストオール(クラウド)を利用することをお勧めします。また、インストールが完了したら、最初のステップへ行きます。

一般的なユーザのみなさんにとって最もはやく簡単であるため、Pandora FMS CD アプライアンスの利用をお勧めします。Pandora FMS のインストールにはいくつかの方法がありますが、CD アプライアンスは時間の節約になります。より詳細については、Pandora FMS のインストールの章を参照してください。

インストール CD は Linux の CentOS 7 をベースにしており、Pandora FMS の動作に必要なパッケージがあらかじめ導入されています。Pandora FMS を動作させるために必要な最小限のハードウエア構成は、4GB のメモリおよび 20GB のハードディスク容量です。

多くのシステムを監視したい場合は、より多くのリソース(CPU、メモリ、ディスク速度)を Pandora FMS サーバに割り当てる必要があります。

我々の Web サイトのダウンロードページから、CD イメージをダウンロードし、ISO イメージを DVD に焼くか、仮想サーバ(XenServer, VMware, VirtualBox など)を使っている場合はイメージファイルからシステムを起動します。CD イメージには、32bit 用と 64bit 用があります。

起動時に次のような画面が表示されます。何もキーを押さなければ、自動k的に Live CD が読み込まれます。何らかのキーを押して、“Installation” オプションを選択します。

グラフィカルインストーラが、インストールのプロセスを段階的に示します。このインストーラは、CentOS で使われている通常のインストールプロセスで、異なる言語でも実行できます。手順はとても簡単で、入力が必要なのは管理者(root)パスワードおよび、パーティショニングの時のみです。

言語を選択

インストールに必要なオプションの “日時”、“キーボード”、“インストール先” を選択します。ネットワークインタフェースの有効化を忘れないようにしてください。そうしないと、インストール後に手動で有効化する必要があります。

ネットワークインタフェースの有効化とオプションでホスト名の変更

インストールのボタンをクリックすると、パーティション設定が開始されます。

インストール先のディスクを選択してクリック

Select the partitioning, unless you have advanced knowledge use the option 'Click here to create them automatically'. Click Done.

パーティションの選択。オプションに関して詳しくない方は自動設定を選択します。

作成したパーティションを確認しクリックします。

変更を承認します。

Click on Begin installation.

インストールの開始(Begin installation)をクリックします。

ここで、root のパスワード設定と、オプションでユーザ作成をします。

Now just wait until the process is finished and the system restarts automatically.

処理が完了しシステムが自動的に再起動するまで待ちます。

After removing the ISO image of the machine's startup so that the installer does not appear again, the recently installed CentOS system will be started and you will be able to use Pandora FMS with all the necessary dependencies for its correct operation.

インストーラーが再び起動されないようにマシンの ISO イメージを削除すると、インストールされた CentOS システムが起動し、正しい動作に必要なすべての依存ファイルも入った状態で Pandora FMS を使用できるようになります。

インストールが完了したら、システムが再起動し数秒後に次のようなターミナルが表示されます。

最初のステップはシステムの IP アドレスを知ることです。次のコマンドを実行します。

ifconfig

You can also use the command ip address show


ip address show コマンドを使うこともできます。


この例では、システムの IP アドレスは、192.168.70.158 です。

システム起動時に DHCP で IP を取得している場合は、それが表示されています。固定 IP を設定するには、nmtui で次のようなインタフェースで行えます。

Pandora FMS システムの IP アドレスを確認したら、仮想マシンの外から SSH や HTTP でアクセスすることができます。インストール時に設定した root のパスワードを確認してください。

ブラウザを開いて、サーバの IP アドレスを入力します。

http://x.x.x.x/pandora_console

この例では、次の通りです。

http://192.168.70.158/pandora_console

IP アドレスは実際の環境に合わせてください。すべて正しく設定できていれば、次のような Pandora FMS の Welcome 画面が表示されます。

Use the default credentials: user admin and password pandora

デフォルトユーザは admin、パスワードは pandora です。

ここまでくれば、Pandora FMS のインストールは完了です。使い始めることができます。

この章は Enterprise ユーザの方のみです。オープンソース版をご利用の場合は対応の必要はありません。

コンソールで Enterprise 版を有効化していない状態では、Enterprise 版の pandora_server デーモンを起動しないでください。起動に失敗します。

メタコンソールライセンスの場合は、自動的に各ノードが有効化されるため、この処理は不要です。

ブラウザで Pandora へアクセスすると、正しいライセンスを入力するように求められます。

'Request new license をクリックし、次のステップへ進みます。このステップでは、連絡先情報およびライセンス購入元から提供された Auth key を入力する必要があります。

Online validation をクリックして、次のステップへ進みます。

完了したら、ライセンスが認証されます。

全てのステップが終われば、コンソールを利用できるようになります。

この章は Enterprise ユーザの方のみです。オープンソース版をご利用の場合は対応の必要はありません。

ライセンスを有効化した後に Enterprise サーバを起動する必要があります。Pandora をインストールしたサーバでターミナルを開き(Applications → System Tools → Terminal)、次のコマンドを実行します。

sudo /etc/init.d/pandora_server start

すべてが動作していることを確認するには、ブラウザから Pandora のコンソールへアクセスし、Manage servers へ行きます。次のように確認できます。

Pandora FMS を使い始めるのに最も良い方法は、ローカルネットワーク上のデバイスを検出し監視することです。Windows や MAC PC、Linux サーバやルータ、スイッチ等、何があるかは気にする必要はありません。なぜなら、(pingに応答するかどうかの)基本的な監視を行うからです。一旦検出されたら、監視内容を増やすことができます。

次のステップを実施します。横のメニューから “自動検出(Discovery)” → “自動検出(Discovery)” へ行くと次のような画面が表示されるので、“ホスト&デバイス(Host&Devices)” および “NetScan” をクリックします。

次のようにタスクを作成します: 探索するネットワーク範囲を変更します。このスクリーンショットでは、範囲は192.168.70.0/24 です。これは、192.168.70.xx ネットワーク内のすべてのホストが探索されることを意味します。 ここで適切な IP アドレス範囲を使用してネットワークを定義します。 検出したデバイスを作成するために使用されるグループ “Applications” を選択します。これ以降、Pandora FMS によって管理または監視されるサービスは “エージェント” と呼ばれます。

ネットワークテンプレート Basic monitoring“ が選択されています。これは、遅延とネットワークの可用性のチェックのみを行います。SNMP または WMI などの他のタイプのチェックを選択して、自動検出タスク中に実行することができます。

作成するとエントリが表示されます。以下のスクリーンショットに示すように、タスクの詳細を確認するためには虫眼鏡のアイコンをクリックします。

虫眼鏡アイコンをクリックすると、現在のタスクの状態が表示されます。この例では完了しています。このスクリーンショットでは、進行状況バーが表示されておらず、システムは既に監視に追加するネットワークデバイスを検出済です。

ここで、ネットワークが完全に検出されるまで待つことをお勧めします。更新タブ をクリックします。完了したら、すべてのシステムが検出されたかどうかを見るために、次のように、モニタリング(Monitoring) > 表示(Views) > エージェント詳細(Agent detail) を選択し、エージェント詳細表示へ行きます。

Pandora FMS で検出されたいくつかのシステムを見ることができます。システムの名前は(DNSで引ければ)名前解決されます。また、OS も検出されます。システムの名前(この例では画面ショットの最初)をクリックすると、システムに関して取集したすべての情報を表示するエージェント詳細表示にいきます。

システムが検出されたので、いくつかの監視モジュールを追加します。次の監視を追加しましょう。

  • インタフェースのネットワークトラフィック
  • ネットワークのパケットロス
  • TCP ポートの応答確認
  • ウェブサイトの確認

ネットワークトラフィックを監視するには、リモートデバイスで SNMP を設定することが不可欠です。通常、有効化しデータを収集できるようにする最低限の設定が必要です。SNMP デバイスでは、クエリを受け付ける IP アドレス、コミュニティ、パスワードを設定できます。

まず最初に、ネットワークトラフィックを取得するエージェントを特定する必要があります。我々の例では、192.168.70.1 です。次のような手順(モニタリング(Monitoring) → エージェント詳細(Agent Detail))で、設定したいエージェントのメイン画面へ行き、エージェントの編集画面へ行く一番右のタブをクリックします。

エージェント編集のメイン画面へ行きます。このエージェントの設定ウィザードサブメニューを表示し、SNMP インタフェースウィザードを選択します。次のような画面が表示されます。

ここで、対象のマシンで設定されている “SNMP コミュニティ” を設定する必要があります。また、画面に表示されている IP で SNMP クエリが有効であることを確認します。IP アドレスと SNMP コミュニティは変更することができます。デフォルトのコミュニティは public です(我々の例では 'artica06' です)。入力したら “snmpwalk” ボタンをクリックします。問題なければインタフェースと取得可能なデータが表示されます。

Ctrl キー(Mac ではコマンドキー)を押しながらクリックすると、次の画面のように両方のボックスで複数の要素を選択できます。それぞれのインタフェースで、送信トラフィック(ifOutOctets)、受信トラフィック(ifInOctets)、インタフェースの状態(ifOperStats)を監視することをお勧めします。この例では、eth1, eth2 および eth3 です。

“モジュール作成(Create modules)” ボタンをクリックすると、作成したモジュールに関する情報が表示されます。

ネットワークトラフィックモジュールは、incremental タイプであることを認識しておいてください。つまり、値は現在のものと前のものとでは違いがあります。表示されるのはレート(この場合、バイト/秒)であるため、表示までは時間(5 から 10分)がかかります。

エージェント表示に戻るには、”表示(View)“ タブをクリックし、データ収集に 5分ほど待ちます。その後、リロードするか “表示(View)” タブを再度クリックします。少し待ったのち、次のような画面が表示されます。(受信、送信別々の)トラフィックモジュールに関するデータが表示されており、出力と入力のトラフィックをまとめて表示するグラフにアクセスするインタフェース(インタフェース情報(SNMP)というタイトルをクリック)が表示されています。

データ収集を待てない場合は、強制リモートチェックアイコンを使うことができます(ローカルモジュールやソフトウエアエージェントで収集されているモジュールでは使えません)。サーバの負荷に応じて、実行には 2 から 15秒ほどかかります。

トラフィックモジュールの情報は、それぞれのグラフと共にこのように表示されます。グラフアイコン をクリックすることにより、この監視項目のグラフのウインドウを表示します。データアイコン をクリックするとデータの一覧を表示します。

Pandora FMS にあらかじめ設定した リモートプラグイン を追加したいと思います。リモートプラグインは、Pandora FMS サーバで動かすスクリプト等によるユーザが定義したチェックプログラムで、監視に利用することができます。Pandora FMS ではさまざまなツールがあります。

プラグインを利用してみましょう。それには、エージェントの編集画面へ行き、モジュール設定タブをクリックします。

プラグインモジュールを選択し、リモートのプラグインモジュールを設定するためのインタフェースに行くために “作成(Create)” ボタンをクリックします。

ドロップダウンメニューから “Packet loss” を選択し、最後に監視を行いたい対象の IP アドレスを指定します。残りのフィールドは画像の通りです。

“作成(Create)” ボタンをクリックし、前述の操作画面に戻ります。一覧に新たなモジュールが表示されるまで、何回か再読み込みをします。

これは、基本的な疎通(ping)と遅延時間を知りたい場合に有用なプラグインです。ネットワークの品質を確認するのに役立ちます。なぜなら、5分ごとにパケットロスの割合を返すからです。

ここでは、SMTP サービス(メール)が動いているかどうかの監視を追加します。複雑なチェック(メール送信やユーザとパスワードの確認など)もできますが、ここでは単純にポートが開いていて応答があるかどうかのみをチェックします。

そのためには、前述の例と同じようなステップを実行しますが、”ネットワークモジュール“ を選択します。

その後、モジュールを作成するために、ドロップダウンリストから監視内容(Check SMTP Server)を選択しクリックします。

最後に同様の手順(操作メニューへ行き監視項目が表示されるまで再読み込み)を実行し、次のような画面が表示されます。

Pandora FMS でのアラートの最も基本的な手法は、特定のモジュールにアラートを割り当てることです。より複雑なこと(イベントアラート、相関など)も可能ですがここでは言及しません。まずは、監視対象マシンがダウン(Host alive モジュール)したときに、メールを送信するというアラートです。

Pandora FMS のアラートは、コマンド、アクションおよびテンプレートの 3つの要素で構成されます。我々のテストケースでは、定義済のコマンド(メール送信)を利用します。すでに存在するアクション(Mail to XXX)を編集し、テンプレートについてもすでに存在する Critical condition テンプレートを利用します。これは、モジュールが障害状態になった時にアラートを実行します。

email コマンドが正しく動作するようにするには、pandora_server.conf ファイル内でメールサーバを設定する必要があります。この例では、メールサーバは 192.168.50.2 で動作しています。ローカルのまたは、(認証設定も含めて)インターネット上のメールサーバの IP アドレスを設定する必要があります。/etc/pandora/pandora_server.conf にあるサーバの設定ファイルを変更するには、root ユーザとしてアクセスします。そのため、sudo su を実行しておく必要があります。

上記の画面のような行を探し設定を行います。この例では、メールサーバは 192.168.50.2 です。メールサーバが無ければ、例えば gmail アカウントを使うこともできます。gmail アカウントを使うように Pandora FMS サーバを設定する方法は、Email アラート設定 にあります。

# から始まる行はコメントで、サーバの設定には取り込まれません。

変更が完了してら、”ESC“ を押し、”:wq“ で変更を保存して終了します。その後、pandora_server を再起動します。

service pandora_server restart

前述の通り、Pandora FMS アラートは コマンド、アクション、テンプレート の 3つのパートから構成されます。これらのオプションは、アラート管理(Manage Alerts) から確認できます。

このアラートを設定するには、アクションを編集するだけです。ここで使うアクションは、Mail to XXX' です。ここで、メールアドレスを変更する場合(ここでは info@artica.es を利用)、実行するアクションを特定できるように “Mail to XXX” を “Mail to info@artica.es” に修正します。

適切なフィールドを編集し、正しい送信先メールアドレスを入力しまう。

フィールド 2 では、画面に表示されているようなテキストとしています。ここでは 2つのマクロを利用しており、実行時にアラートが発生したエージェント名とモジュール名に置き換えられます。

Mail to XXX を選択し、メールアドレスを編集(info@artica.es)します。

定義済のモジュールがあるエージェントの編集画面へ行き、アラートタブをクリックします。

モジュール(Host Alive)、テンプレート(Critical Condition)および、アクション(Mail to XXX)を選択し、アラートを追加します。

追加したら、動作しているかどうかエージェント表示でアラートを参照することができます。色で状態がわかります。

アラートが動作するか見るためにホストがダウンするまで待ちます。または、正しくメールが届くかどうか見るために “アラートの強制実行” もできます。強制実行には、そのアイコン(画像参照)をクリックします。

最後に、アラートメールが受信ボックスに届きます。強制実行アラートでは、データフィールドには N/A が入ります。実際のアラートでは、メッセージ内にモジュールの実際の値が入ります。

Pandora FMS アラートは、とても柔軟性があります。いくつかの場面では使うのが難しい場合があります。公式ドキュメントのアラート管理も参照ください。

Pandora FMS は、リモート(Pandora FMS サーバから対象デバイスへのポーリング)および、ローカル(監視対象マシンにインストールされたソフトウエアエージェントで情報を集め Pandora サーバへ送信する) 2つのタイプの監視ができます。

ここでは、Windows へのソフトウエアエージェントのインストールと、それを使った基本的な監視について説明します。

まず最初に、Windows エージェントをダウンロードする必要があります。以下から入手できます。

https://pandorafms.com/ja/get-started/

ここから、32bit または 64bit のエージェントを選択します。

エージェントをダウンロードしたらダブルクリックで実行します。言語の選択画面が表示されます。

これは標準的な Windows のインストーラで、ステップに従います。ライセンスを承諾すると、インストーラの画面が進みます。Pandora FMS エージェントのインストール先(デフォルトでは c:\Program Files\pandora_agent)を選択します。Browse をクリックし新たなパスを入力することによりインストール先を変更できます。完了したら、Next をクリックします。

ファイルがコピーされるのを待ちます。

エージェントのデータを受信する Pandora FMS サーバの IP アドレス(または名前)および、エージェントを所属させたいグループを設定します。

次の画面では、リモート設定を有効化するオプションが表示されます。有効化するには 1 を設定する必要があります。有効化すると、Pandora FMS サーバに設定のコピーを持ち、ローカルモジュールをコンソールから編集することができます(Enterprise版のみ)。

Pandora FMS エージェントのインストール後に、エージェントのサービスを起動するかを指定します。そうでなければ、手動で実行する必要があります。または、Windows を再起動したときに起動されます。

この処理が完了したら、対象マシンで Windows エージェントがインストールされ実行されている状態です。

インストール後 Windows エージェントを起動したら、エージェントが何を返しているか確認するタイミングです。そのためには、エージェント名を知る必要があります。デフォルトでは、エージェントはホスト名で作成されています。cmd.exe で hostname コマンドを実行して、Windows のホスト名を確認します。

エージェント名がわかったので、次は Pandora FMS にエージェントが作成されているかどうか確認します。それには、いくつかのオプションがあります。一つ目は、エージェント詳細でのエージェントが作成されたグループ(我々の例では “Servers” グループです)で検索です。

エージェントを見つけるより素早い方法は、Pandora FMS の検索バーにエージェント名を入れて検索することです。

エージェントを見つけたら、それをクリックしてエージェントが送ってきている情報を確認します。

デフォルトでは、Windows エージェントにはいくつかの定義済のローカルモジュールがあり、CPU ロード、空きメモリ率 (FreeMemory)、ディスク空き容量、DHCP 状態(DHCP Enabled)、プロセス数(Number processes) などの基本的な監視項目があります。

このエージェントに新たなモジュールを追加する必要がある場合は、ソフトウエアエージェントを使ったモニタリング のドキュメントを参照してください。

保存しているモジュールデータのグラフおよび生データを、以下のアイコンをクリックすることにより見ることができます。

Pandora FMS が提供する機能の一つに、ビジュアルコンソールがあります。ビジュアルコンソールは、監視に関する情報を、リアルタイムでグラフィカルにユーザがカスタマイズして表示することができます。ビジュアルコンソールの例では、世界中に広がるネットワークを表示し、スペインのノードをクリックすると、スペインのネットワーク上の要素を見ることができるものを作成します。

マップの機能では、親マップの表示に子マップの状態のまとめを表示することができます。たとえば、スペインのマップ上の 1要素が障害状態だった場合、スペインを表すアイコンの色が赤になります。情報表示の階層をカスタマイズすることができます。マップは、グループ、エージェント、モジュールなどの状態を含むことができます。グラフやデータ(数値やテキスト)、テキストタグ、アイコンも含めることができます。

最初のマップでは、世界地図上にいくつかのエージェント状態を追加します。一つ一つ手動で行うかウィザードを通して行います。この操作を簡単に行うために、ここではウィザードを利用します。

最初にやることは、世界地図という新たなマップを作成することです。

作成したら、ウィザードをクリックします。

ウィザードでは要素を選択します。使おうとしているこの静的グラフの例では、エージェントやモジュールごとにアイテムを利用したい場合(この例ではエージェントごと)は、追加したいエージェントを一覧から選択します。

追加(Add)ボタンをクリックしすると、次のような画面のようにマップ上に作成された要素が表示されます。

要素をクリックして新たな場所にドラッグすることにより、マップ上の置きたい場所に移動させます。

2つ目のマップでは、メインのエージェントの状態を表示する要素を設定します。エージェントの FreeRAM モジュールのグラフも表示します。

最初にやることは、前述の場合と同じように新たなマップを作成することです。

作成し、次の画面のように、静的グラフセクションでエージェントの状態を表示する要素を追加します。

グラフアイコンをクリックすることにより、設定と共にグラフを作成します。エージェントとグラフを見たいモジュールを追加します。

マップのメインの要素の作成ができました。そこで、エージェントに存在するモジュールごとの新たな要素を作成します。それには、以下の画面のようにウィザードを利用します。エージェントと表示されているモジュールの静的グラフを選択します。モジュールの名前をタグとして入力し、ビジュアルマップで作成したアイテムを親に設定します。この場合、すでに追加済の要素です。

これらすべての要素を作成したら、これらはメインの要素につながるように表示され、マウスでドラッグすることにより表示位置を動かすことができます。

前述のステップでは 2つのマップを作成しました。ここでは、”世界地図“ でスペインをクリックしたときに、”スペインの地図“ が開くようにします。

そのためには、”世界地図“ を開き編集モードで 192.168.70.70 の要素をダブルクリックします。要素のエディタが開きます。拡張オプションのマップのリンクオプションをクリックします。スペインの地図を選択します。そして要素を更新します。

世界地図の表示に戻り、スペインに置かれた要素をクリックすると、スペインの地図が表示されます。スペインの地図内に赤表示の要素が一つある場合は、親マップでスペインを表すアイコンが赤になります。

この章では、モジュールのいくつかの拡張オプションの設定の仕方についてみていきます。

エージェントモジュール画面へ行きます。

設定するモジュールを選択します。

その後、”拡張オプション(Advanced Options)“ タブを開き、設定を変更したいフィールドを編集します。

次の章では、”単位(Unit)“ および “間隔(Interval)” フィールド、また、”警告状態(Warning Status)“ および “障害状態(Critical Status)” の閾値の設定方法を見ていきます。

このオプションで、モジュールから取得したデータの単位を定義することができます。この単位はグラフやレポートに表示されるため、どういったデータなのかが解りやすくなります。

この例では、単位は ”%“ です。”単位“ フィールドに移動し、目的の単位を入力します。

最後に “更新(Update)” ボタンをクリックし、モジュール表示で単位が正しく表示されているかどうか確認します。

モジュールの間隔設定は、そのモジュールをどれくらいの頻度で実行するかの定義です。これはリモートモジュール(ローカルではない)に適用されます。なぜなら、ローカルモジュールはより複雑な方法で設定されているためです。リモートシステムをより細かい頻度で監視すると、監視対象システムと監視環境の負荷が高くなります。

“更新(Update)” ボタンをクリックすると、モジュールが設定されます。

この章では、モジュールの “警告(Warning)” と “障害(Critical)” の閾値を設定します。これは、モジュールの障害、警告、正常状態を定義する値です。この概念を理解するには例を見るのが簡単です。

ここでは、CPU モジュールに閾値を設定したいとします。未定義の場合、このモジュールは 0% と 100% の間で常に “正常(Normal)” 状態(緑)です。CPU 使用率があらかじめ定義したパーセンテージまで達したら、モジュールを “障害(Critical)” または “警告(Warning)” 状態にしたい場合は、”警告状態(Warning Status)“ および “障害状態(Critical Status)” の閾値を設定します。この例では、CPU が 60% の利用率になったら “警告状態(Warning Status)” にし、80% を超えたら “障害状態(Critical Status)” にします。

閾値を設定したあとは、”更新(Update)“ ボタンを押すだけで閾値が正しく設定されます。次に受け取ったデータから、これらの閾値評価がされます。

閾値の拡張パラメータ

“条件の反転(inverse interval)” チェックボックスは、連続しない範囲を定義するのに利用します。この例では、値が 20 以下または 80 以上の場合にモジュールが障害状態になります。

テキストタイプのモジュールでは閾値は一致文字列で定義します。同様に、条件の反転によりパラメータとして指定した文字列に一致しない場合に障害状態にすることができます。

他の拡張パラメータ

モジュールの設定では、何十もの可能な設定がありとても柔軟性があります。オプションの全てを確認するには、Pandora FMS の公式ドキュメントを参照してください。

The main configuration files that you may need to modify/review are the following:

確認する必要があるメインの設定ファイルは以下の通りです。

  • /etc/pandora/pandora_server.conf: Pandora FMS sever main configuration file. If modify anything here, reboot the Pandora FMS server.
  • /etc/pandora/pandora_agent.conf: Pandora FMS main configuration file in Unix. If you change anything here, restart the Pandora FMS agent.
  • %ProgramFiles%\pandora_agent\pandora_agent.conf: Pandora FMS main configuration file in Windows®. If you change anything here, restart the Pandora FMS agent service.
  • /etc/my.cnf: Main MySQL configuration file.
  • /var/www/html/pandora_console/include/config.php: Pandora FMS console configuration file. During the installation it is auto-configured, but if you need to change any environment parameters (path, IP, user/password of MySQL, host of MySQL) modify it manually.
  • /etc/pandora/pandora_server.conf. Pandora FMS サーバのメインの設定ファイル。
  • /etc/pandora/pandora_agent.conf. UNIX の Pandora FMS ソフトウエアエージェントのメインの設定ファイル。このファイルを編集した場合は、Pandora FMS エージェントを再起動する必要があります。
  • %ProgramFiles%\pandora_agent\pandora_agent.conf. Windows の Pandora FMS ソフトウエアエージェントのメインの設定ファイル。このファイルを編集した場合は、Pandora FMS エージェントのサービスを再起動する必要があります。
  • /etc/my.cnf. MySQL のメインの設定ファイル。
  • /var/www/html/pandora_console/include/config.php. Pandora FMS コンソールのメインの設定ファイル。インストール時に自動的に設定されますが、設定(パス、IP、MySQL のユーザ/パスワード、MySQL ホスト)を変更したい場合は手動で編集する必要があります。

Sources of information (logs) where you can find more info, errors, etc:

エラーなどのより詳細な情報(ログ)は以下にあります。

  • /var/log/pandora/pandora_server.log: Server log file, which contains very important clues. If you need more details, modify the “verbosity” parameter of the server configuration file to see more details.
  • /var/log/pandora/pandora_server.error: Error log file not captured by the server, which contains error traces not handled by the server.
  • /var/log/pandora/pandora_agent.log: Log file of the Unix agent.
  • %PROGRAM_FILES%\pandora_agent\pandora_agent.log: Log file of the Windows® agent.
  • /var/www/html/pandora_console/log/console.log: Log file of the Pandora FMS console.
  • /var/log/httpd/error_log: Error log file of the Apache server (httpd).
  • /var/log/messages: System log file.
  • dmesg: Command that shows Kernel warnings.
  • /var/log/pandora/pandora_snmptrap.log: SNMP trap logs. If there are any errors in the SNMP traps console boot, it can show error traces there.
  • /var/log/mysqld.log: log de Mysqld.
  • /var/log/pandora/web_socket.log: Websocket log.
  • /var/www/html/pandora_console/log/cron.log: Cron log.
  • /var/log/pandora/pandora_server.log. サーバのログファイル。重要な手がかりが含まれています。より詳細を知りたい場合は、サーバの設定ファイルで “verbosity” パラメータをより詳細を出力するように編集します。
  • /var/log/pandora/pandora_server.error. 通常はサーバで補足されないエラー、サーバの処理によるものではないトレースエラーも含むログファイル。
  • /var/log/pandora/pandora_agent.log. Unix エージェントのログファイル。
  • %PROGRAM_FILES%\pandora_agent\pandora_agent.log. Windows エージェントのログファイル。
  • /var/www/html/pandora_console/log/pandora_console.log. Pandora FMS コンソールのログファイル。
  • /var/log/httpd/error_log. Apache(httpd) サーバのエラーログファイル。
  • /var/log/messages. システムのログファイル。
  • dmesg. kernel の警告を表示するコマンド。
  • /var/log/pandora/pandora_snmptrap.log. SNMP トラップログ。SNMP トラップコンソールに大量のエラーが出ている場合は、ここでエラーをトレースできます。
  • /var/log/mysqld.log. mysqld のログ。
  • /var/log/pandora/web_socket.log. Websocket のログ。
  • /var/www/html/pandora_console/log/cron.log. Cron ログ。

Permissions of some directories:

各ディレクトリのパーミッションに関しても確認すると良いです。

  • /var/spool/pandora/data_in/ It should be pandora:apache with 755 permissions.
  • /var/log/pandora/ It should be pandora:root with 755 permissions.
  • /var/www/html/pandora_console/include/config.php It should be apache:apache con permisos 600 permissions.
  • /var/spool/pandora/data_in/ 所有者とグループが pandora:apache で、パーミッションが 755 である必要があります。
  • /var/log/pandora/ 所有者とグループが pandora:root で、パーミッションが 755 である必要があります。
  • /var/www/html/pandora_console/include/config.php 所有者とグループが apache:apache で、パーミッションが 600 である必要があります。

For versions prior to 747, Pandora Console log path will be
/var/www/html/pandora_console/pandora_console.log

バージョン 747 までは、Pandora コンソールのログは、/var/www/pandora_console/pandora_console.log に出力されます。

If updating from OUM you will need to modify the logrotate file.

OUM を使ってアップデートする場合は、logrotate ファイル を修正する必要があります。

日本においては、日本のコミュニティ https://pandorafms.jp の利用をお勧めします。 日本語メーリングリストもありますので、ぜひ参加ください。 https://pandorafms.jp/mailing-list/

FAQ (よくある質問と回答) もあります。問題解決の手助けになるでしょう。

また、日本における商用のサポートについては、以下からお問い合わせください。

Anyone who is willing to help us with software development, document editing, or any other task that improves Pandora FMS will be more than welcome. Join us!

ソフトウェア開発、ドキュメント編集、または Pandora FMS を改善するその他のタスクを喜んで手伝ってくれる人は誰でも大歓迎です開発に参加する

https://pandorafms.com/ja/community/join-us/

以降は、英語の情報です。

Our community forum is open to everybody, create an account and ask away!

コミュニティフォーラムがあり、すべての方々に開かれています。アカウントを作成して自由に質問してください。

And of course, you have the official training option. There are several certification levels for Pandora FMS. Read more at:

公式トレーニングもあります。詳細は以下を確認してください。

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  • 最終更新: 2022/02/11 02:14
  • by junichi