ja:documentation:05_big_environments:03_export_server

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ja:documentation:05_big_environments:03_export_server [2021/06/17 13:21] – 作成 junichija:documentation:05_big_environments:03_export_server [Unknown date] (現在) – 削除 - 外部編集 (Unknown date) 127.0.0.1
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-====== モニタリングの階層化:エクスポートサーバ ======  
-{{indexmenu_n>3}} 
  
-[[ja:documentation:start|Pandora FMS ドキュメント一覧に戻る]] 
- 
-===== エクスポートサーバ ===== 
- 
-==== 概要 ==== 
-Pandora FMS エンタープライズ版は、データスケーリングデバイスであるエクスポートサーバを通して、情報量に制限なく仮想的にデータを配布することができます。加えて、異なる情報プロファイルに適用することができます。 
- 
-主たる考え方は、情報を下から上へ配布する、上へ行くほど広い範囲となる階層構造を作ることです。最下位レベルでは、多くの情報を収集するかわりに、Pandora FMS の基本的なインストール情報のみを抽出し、Pandora FMS の上位のインストールに対して、情報をフィルタできるようにします。 
- 
-{{ wiki:ES1.png?500 }} 
- 
-{{ wiki:Export-server.png?700 }} 
- 
-情報を取得している下位のサーバから階層的にエクスポートします。フィルタという考え方でいえば、サーバの全てのデータの複製を作るための技術ととらえることができます。ただし、サーバのパフォーマンスに影響を与えます。 
- 
-個々の Pandora FMS は、自身のデータを一つもしくは複数のサーバへエクスポートすることができます。 
- 
-モジュールのデータをエクスポートすることができ、つまり、Pandora FMS は階層でより上のサーバが重要なデータを受け取ることができます。 
- 
-イベント、ビュー、レポート、ユーザおよび、パーミッションの処理は、それぞれの Pandora FMS ごとに異なります。すべてが違う目的でインストールされているかもしれません。より上位では、データをリアルタイムに処理することができません。なぜなら、データは下位のサーバから受け取るのみであり、また、下位のモニタ項目にアクセスする手段が無いためです。情報の分類とアクセス権限が、アーキテクチャのデザインによって完全に決められています。 
- 
-サーバは、XML を通してデータを受け取ります。エージェントが生成したデータをデータサーバが受け取るのと似ています。上位のサーバは、**データのみ**を受け取ります。イベントはうけとりません。また、元サーバのアラート再利用はできません。アラートやレポート、グラフなどは受け取るデータを元に上位サーバで定義します。 
- 
-モジュールデータをエクスポートする最初のステップは、エクスポートするサーバと、インポートするサーバの間の接続を行えるようにする異なる設定のスケーリングサーバを定義することです。 
- 
-==== ターゲットサーバの追加 ==== 
-//サーバ(Servers)// > //エクスポートターゲット(Export targets)// で、"作成(Create)" をクリックします。 
- 
-{{ wiki:Export 1.png }} 
- 
-作成をクリックすると、次のような画面が表示されます。 
- 
-{{ wiki:Export 2.png }} 
- 
-以下に各フィールドの詳細について説明します。 
- 
-**名前(Name)** 
- 
-Pandora FMS サーバの名前です。 
- 
-**エクスポートサーバ(Export Server)** 
- 
-データをエクスポートするのに利用するエクスポートサーバを選択します。 
- 
-**プレフィックス(Prefix)** 
- 
-プレフィックスは、データを送信するエージェント名に追加されるものとして使われます。例えば、"Farscape" という名前のエージェントのデータが再送され、エクスポートサーバのプレフィックスが "EU01" であるなら、送信先のサーバではエージェント名が EU01-Farscape となります。これにより、異なる発信元の Pandora FMS サーバからの情報を受け取っているサーバで、データの発信元を知ることができます。同じ名前があっても大丈夫です。サーバは、プレフィックスの後に常に "_" を追加します。そのため、プレフィックスの設定を行わないと、送信先のサーバでは "_" がエージェント名の前に付きます。 
- 
-**間隔(Interval)** 
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-データを送信する間隔 (秒単位) を設定します。データは常にオリジナルソースから収集されます。エージェントのデータ収集が 300秒ごとでも、この設定を 1000秒にすると、この間隔でサーバはデータを送信します。この場合、300秒ごとに収集されているエージェントのデータは、3つまとめて送信されます。 
- 
-**アドレス(Address)** 
- 
-データを受け取るデータサーバのアドレスです。 
- 
-**転送モード(Transfer Mode)**: ファイルの転送モードです。以下から選択可能です。 
- 
-  * Local:データをエクスポートするサーバと同じマシンで受け取る場合。  
-  * SSH: SSH での転送の場合。データをエクスポートするサーバの鍵を受け取るサーバに設定する必要があります。 
-  * FTP: FTP での転送の場合。 
-  * Tentacle: Tentacle を使った転送の場合。(推奨) 
- 
-**ユーザ(User)** 
- 
-FTP のユーザです。 
- 
-**パスワード(Password)** 
- 
-FTP のユーザパスワードです。 
- 
-**ポート(Port)** 
- 
-ファイル転送に使うポート番号です。Tentacle では、41121 が通常のポート番号です。 
- 
-**対象ディレクトリ(Target directory)** 
- 
-リモートでデータを置く (SSH もしくは FTP を利用) ターゲットのディレクトリです。 
- 
-**拡張オプション(Extra options)** 
- 
-Tentacle を認証付きで利用する場合などの、追加のオプションを設定するフィールドです。 
- 
-==== ターゲットサーバの編集 ==== 
-ターゲットサーバを編集するには、ターゲットサーバ名をクリックするか、以下の例に示すアイコンをクリックします。適切な変更を行うためのメニューが表示されます。 
- 
-{{ wiki:Export server 6.png }} 
- 
-==== ターゲットサーバの削除 ==== 
-ターゲットサーバを削除するには、対象サーバの右にあるゴミ箱アイコンをクリックします。 
- 
-{{ wiki:Export server 7.png }} 
- 
-==== ターゲットサーバのモジュールへのリンク ==== 
-情報を縮小するためには、上位インスタンスに情報を送信できるモジュールを 1つずつ選択する必要があります。 これを行うために、Pandora FMS コンソールのモジュールエディタには、データの種類ごとに 1つのエクスポートサーバを割り当てることを可能にするオプションが実装されています。 
-これを行うには、情報を送信したいモジュールの設定を行います。高度なオプションの中から、必要なエクスポート先を選びます。 
- 
-{{ wiki:Export server 8.png }} 
- 
-Pandora FMS が前述のサーバへデータエクスポート処理を開始できるように、'更新(Update)' ボタンをクリックしてください。 
- 
- 
-<WRAP center round tip 60%> 
-//モジュールの一括操作// を用いて、複数のモジュールを一度に編集することができます。 
-</WRAP> 
  • ja/documentation/05_big_environments/03_export_server.1623936082.txt.gz
  • 最終更新: 2021/06/17 13:21
  • by junichi