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ja:documentation:pandorafms:monitoring:08_snmp_traps_monitoring [2024/03/01 08:28] – [SNMP トラップバッファリング] junichi | ja:documentation:pandorafms:monitoring:08_snmp_traps_monitoring [2024/05/17 23:11] (現在) – [複雑な SNMP トラップへのアラート関連付け] junichi | ||
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===== 概要 ===== | ===== 概要 ===== | ||
+ | |||
スイッチ、ルータ、サーバ、プリンタ、AP など、SNMP をサポートするネットワークデバイスは、インターフェイスの障害、CPU またはネットワークの負荷が高すぎたり、UPS の状態が変化したり、ディスクの障害が発生したときなどに、アラーム(SNMP トラップ)を送信することができます。各デバイスには、可能なイベントの独自のコレクションがあり、これは MIB と呼ばれます。この場合、デバイスのポーリングに使用する MIB とは異なります。 | スイッチ、ルータ、サーバ、プリンタ、AP など、SNMP をサポートするネットワークデバイスは、インターフェイスの障害、CPU またはネットワークの負荷が高すぎたり、UPS の状態が変化したり、ディスクの障害が発生したときなどに、アラーム(SNMP トラップ)を送信することができます。各デバイスには、可能なイベントの独自のコレクションがあり、これは MIB と呼ばれます。この場合、デバイスのポーリングに使用する MIB とは異なります。 | ||
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トラップは、デバイスにて何かが発生した場合に非同期で送信されます。Pandora FMS には、モニタリング対象から送られてくるトラップを表示するトラップ受信コンソールがあり、また、トラップに対してアラートを設定することができます。SNMP トラップは、Pandora FMS の起動時に起動される、OS の SNMP サーバデーモンで受け取ります。このサーバは通常ログファイルを以下に保存します。 | トラップは、デバイスにて何かが発生した場合に非同期で送信されます。Pandora FMS には、モニタリング対象から送られてくるトラップを表示するトラップ受信コンソールがあり、また、トラップに対してアラートを設定することができます。SNMP トラップは、Pandora FMS の起動時に起動される、OS の SNMP サーバデーモンで受け取ります。このサーバは通常ログファイルを以下に保存します。 | ||
- | / | + | < |
- | トラップは、常に生データで受信されます。つまり、数値 OID で受信します。ただし、OS に MIB ファイルがインストールされている場合は、文字に変換することができます。エンタープライズ版の Pandora FMS の SNMP コンソールでは、トラップをより認識しやすいように、OID を数値や文字で表したり、何らかの説明をつけたりする (" | + | /var/log/pandora/ |
- | 最初に、SNMP コンソールを有効化するためには | + | </file> |
- | snmpconsole 1 | + | The Pandora FMS SNMP console allows you to create rules to rename numerical OIDs to alphanumeric OIDs or simple descriptive text strings, so that it is more intuitive to work with SNMP traps. Pandora FMS also allows you to load trap MIBs from any manufacturer to automatically define those rules. |
- | トラップを文字列変換したい場合(変数のバインディングまたは | + | Pandora FMS SNMP コンソールを使用すると、数値 OID の名前を英数字 OID または単純な説明テキスト文字列に変更するルールを作成できるため、SNMP トラップをより直感的に操作できるようになります。 Pandora FMS では、任意のメーカーのトラップ MIB をロードして、それらのルールを自動的に定義することもできます。 |
+ | |||
+ | In order to work with SNMP traps, first modify the following parameter in ''/ | ||
+ | |||
+ | 最初に、SNMP コンソールを有効化するためには ''/ | ||
< | < | ||
+ | snmpconsole 1 | ||
+ | |||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | So that the traps SNMP appear translated (whether the variable links or the Enterprise SNMP chain) the following parameters must be activated: | ||
+ | |||
+ | トラップを文字列変換したい場合(変数のバインディングまたは Enterprise 文字列のいずれか)は、次のオプションも有効化します。 | ||
+ | |||
+ | < | ||
+ | |||
| | ||
| | ||
+ | |||
</ | </ | ||
- | また、/ | + | The ''/ |
- | 例: | + | |
+ | また、'' | ||
< | < | ||
| | ||
| | ||
+ | |||
</ | </ | ||
- | この設定では、コミュニティ | + | With this configuration, |
+ | |||
+ | この設定では、コミュニティ | ||
==== SNMPv3 ==== | ==== SNMPv3 ==== | ||
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アップロードが完了すると、システムはそれをトラップライブラリに取り込みます。 | アップロードが完了すると、システムはそれをトラップライブラリに取り込みます。 | ||
- | ===== 複雑な | + | ===== SNMP トラップの |
- | This is an Enterprise feature and is configured in **Management** → **Setup** → **Setup** → **Enterprise** → **Forward SNMP traps to an agent (if it exists)**. | + | Menu <wrap :en>**Management → Setup → Setup → Enterprise → Forward SNMP traps to an agent (if it exists)**</ |
- | これは Enterprise 版の機能であり、**管理(Management)** → **セットアップ(Setup)** → **セットアップ(Setup)** → **Enterprise** → **SNMP トラップをエージェント (存在する場合) に転送(Forward SNMP traps to an agent (if it exists)** | + | **管理(Management)** → **セットアップ(Setup)** → **セットアップ(Setup)** → **Enterprise** → **SNMP トラップをエージェント (存在する場合) に転送(Forward SNMP traps to an agent (if it exists)**。 |
<WRAP center round info 60%> | <WRAP center round info 60%> | ||
行 553: | 行 573: | ||
* Pandora FMS がインストールされていること。 | * Pandora FMS がインストールされていること。 | ||
- | <WRAP center round important 60%> | ||
- | **snmp_extlog** can be any file that the Pandora FMS server can write to, but it must be different from **snmp_logfile** (also defined in ''/ | ||
- | </ | ||
- | |||
- | <WRAP center round important 60%> | ||
- | |||
- | **snmp_extlog** には、Pandora FMS サーバが書き込むことができる任意のファイルを指定できますが、**snmp_logfile** (''/ | ||
- | |||
- | </ | ||
==== アーキテクチャ ==== | ==== アーキテクチャ ==== | ||
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- | ==== 前提条件 ==== | ||
- | |||
- | * ローカルの // | ||
- | * ローカルの Pandora FMS エージェントがあること。 | ||
- | * Pandora FMS がインストールされていること。 | ||
==== 設定 ==== | ==== 設定 ==== | ||
行 621: | 行 627: | ||
<WRAP center round important 60%> | <WRAP center round important 60%> | ||
- | //snmp_extlog// は、Pandora FMS サーバで書き込み可能な任意のファイルです。(同様に /// | + | |
+ | **snmp_extlog** には、Pandora FMS サーバが書き込むことができる任意のファイルを指定できますが、**snmp_logfile** | ||
</ | </ | ||
===== トラップジェネレータ ===== | ===== トラップジェネレータ ===== | ||
- | このツールは、SNMP コンソールから参照できるトラップを生成します。 | + | This tool allows you to generate custom |
- | {{ : | + | このツールを使用すると、後で SNMP コンソールで表示できるカスタム SNMP トラップを生成できます。 |
- | + | ||
- | + | ||
- | トラップジェネレータを正しく設定するには、次のフィールドを入力する必要があります。 | + | |
- | + | ||
- | **ホストアドレス(Host Address)** | + | |
- | + | ||
- | トラップ送信先 IP アドレス。 | + | |
- | + | ||
- | **コミュニティ(Community)** | + | |
- | + | ||
- | トラップジェネレータでアクセスするときの SNMP コミュニティ。 | + | |
- | + | ||
- | **エンタープライズ文字列(Enterprise String)** | + | |
- | + | ||
- | トラップの OID です。例: 1.3.6.1.2.1.2.2.1.8 | + | |
- | + | ||
- | **値(Value)** | + | |
- | + | ||
- | トラップで送信するデータであり、値です。 | + | |
- | + | ||
- | **SNMP エージェント(SNMP Agent)** | + | |
- | トラップをシミュレートするエージェントです。 | + | In **SNMP Type** choose an SNMP type from the following options: |
- | **SNMP タイプ (SNMP Type)** | + | **SNMP タイプ(SNMP Type)** |
- | 以下から | + | * **Cold Start**: Indicates that the agent has been started or restarted. |
+ | * **Warm Start**: Indicates that the agent configuration has been modified. | ||
+ | * **Link down**: Indicates that the communication interface is out of service (inactive). | ||
+ | * **Link up**: Indicates that a communication interface has been activated. | ||
+ | * **Authentication failure**: Indicates that the agent received a request from an unauthorized (community controlled) NMS. | ||
+ | * **EGP neighbor loss**: Indicates that on systems where routers use the EGP protocol, a nearby host is out of service. | ||
+ | * **Enterprise**: | ||
- | | + | * **Cold Start**: エージェントが開始または再開されたことを意味します。 |
- | * **Warm Start**: エージェント設定が変更されたことを意味します。 | + | |
- | * **Link down**: 通信インタフェースが利用できない状態になった(無効化)ことを意味します。 | + | |
- | * **Linu up**: 通信インタフェースが利用できる状態になったことを意味します。 | + | |
- | * **Authentication failure**: エージェントが(コミュニティによって)認証できない NMS を受信したことを意味します。 | + | |
- | * **EGP neighbor loss**: ルータが EGP プロトコルを使用しているシステムで、近くのホストが利用できない状態になったことを示します。 | + | |
- | * **Enterprise**: | + | |
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