ja:documentation:07_technical_annexes:02_pandorafms_sms_gateway

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ja:documentation:07_technical_annexes:02_pandorafms_sms_gateway [2022/03/05 23:00] – [一般的なハードウエアおよび Gnokii を使って SMS を送信するためのゲートウェイ] junichija:documentation:07_technical_annexes:02_pandorafms_sms_gateway [2022/04/20 06:41] – [SMS ゲートウェイの実装] junichi
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   * Pandora FMS の SMS ゲートウェイデバイス   * Pandora FMS の SMS ゲートウェイデバイス
  
-{{ wiki:SMS_package.jpg?250 }}+{{  :wiki:sms_package.jpg  }}
  
-Pandora FMS の SMS ゲートウェイデバイスを開き、SIM カードを挿します。+Pandora FMS の SMS ゲートウェイデバイスを開きます。
  
-{{ wiki:IMAG0026.jpg?250 }}+{{  :wiki:imag0026.jpg  }}
  
-{{ wiki:IMAG0027.jpg?250 }}+SIM カードを挿します。
  
-電源を接続し、SMS ゲートウェイデバイスに USB ケーブルを接続し、さらにそれを Pandora FMS サーバの USB ポートに接続します。+{{  :wiki:imag0027.jpg  }}
  
 +電源を接続し、SMS ゲートウェイデバイスに USB ケーブルを接続します。
  
-{{ wiki:IMAG0029.jpg?250 }}+{{  :wiki:imag0030.jpg  }}
  
-{{ wiki:IMAG0030.jpg?250 }}+さらにそれを Pandora FMS サーバの USB ポートに接続します。
  
-サーバへデバイスを接続して数秒したら、コマンドラインから "dmesg" を実行します。次のような画面が表示されます。これは、デバイスを kernel が /dev/ttyACM0 として認識し、利用できるようになったことを示します。+{{  :wiki:imag0029.jpg  }}
  
 +サーバへデバイスを接続して数秒したら、コマンドラインから "dmesg" を実行します。次のような画面が表示されます。
  
-{{ wiki:SMSStep1.png?350 }}+{{  :wiki:smsstep1.png  }} 
 + 
 +This means your device has been recognized by the kernel and it is ready to accept commands on a device, such as ''/dev/ttyACM0''
 + 
 +これは、デバイスを kernel が ''/dev/ttyACM0'' として認識し、利用できるようになったことを示します。
  
 ここまでくればハードウエアの設定は完了です。うまくいってない場合は、次の手順を確認してください。 ここまでくればハードウエアの設定は完了です。うまくいってない場合は、次の手順を確認してください。
行 53: 行 59:
 このデバイスは、SMSTools というソフトウエアパッケージで制御します。smstools は、Linux ディストリビューションにより提供されているパッケージまたは、Artica が提供している RPM パッケージ(提供はRPMパッケージのみ)を使ってインストールできます。 このデバイスは、SMSTools というソフトウエアパッケージで制御します。smstools は、Linux ディストリビューションにより提供されているパッケージまたは、Artica が提供している RPM パッケージ(提供はRPMパッケージのみ)を使ってインストールできます。
  
-==== Debian / Ubuntu ==== 
-Debian/Ubuntu では、Pandora FMS が利用する sendsms スクリプトをカスタマイズする必要があります。 
- 
-最初に APT リポジトリからパッケージをインストールします。 
- 
-  $ sudo apt-get install smstools 
- 
-次に、コマンドラインから sms を送信するためのサンプルスクリプトをカスタマイズします。 
- 
-<code> 
-cp /usr/share/doc/smstools/examples/scripts/sendsms /usr/bin 
-chmod 750 /usr/bin/sendsms 
-</code> 
- 
-/usr/bin/sendsms を編集し、次の行をスクリプトの最後に追加します。 
- 
-  chmod 666 $FILE 
  
-==== RPM を利用しているシステム (SUSE, Redhat) ====+==== RPM を利用しているシステム ====
 我々の RPM を利用するのが簡単です。次のようにインストールするだけです。 我々の RPM を利用するのが簡単です。次のようにインストールするだけです。
  
行 217: 行 206:
 </WRAP> </WRAP>
  
-ここでは、smstools を利用するのではなく、gnokii を使う別の SMS 送信方法を説明します。これは、Pandora 1.x および 2.x の頃の古い手法です。ここでは 2つ目オプションとして記載します。上記の smstools を使った手法の方が良いです。+This method for sending SMS was the one proposed in Pandora FMS versions 1.x and 2.x. in version 3.x [[:en:documentation:07_technical_annexes:02_pandorafms_sms_gateway#configure_smstools_to_use_the_new_device|smstools]] is used. The method based on **smstools** is better and it is not recommended to use **Gnokii** due to ist complexity and possibilities of failure. However it is referenced here to provide alternative methods to **smtools**. 
 + 
 +SMS 送信するための方法は、Pandora FMS バージョン 1.x および 2.x 法です。バージョン 3.x では [[:ja:documentation:07_technical_annexes:02_pandorafms_sms_gateway#新たなデバイスを利用するため_smstools_の設定|smstools]] が使用されます。 **smstools** 利用する方法の方が優れており、複雑失敗する可能性がある、**Gnokii** の使用はお勧めしません。 ただし、ここでは **smtools** の代替手法として示しています。
  
 この項では、送信キューにもとづいた、SMS 送信ゲートウェイを構築する方法を説明しています。この方法では、携帯を接続し、Gnokii プロジェクトのソフトウエアを通して SMS を送信する SMS 送信サーバを実装します。また、SMS 送信には、別のリモートサーバを利用できます。これにより、異なる Pandora FMS サーバから、それぞれに携帯を接続することなく、メッセージを送信することができます。 この項では、送信キューにもとづいた、SMS 送信ゲートウェイを構築する方法を説明しています。この方法では、携帯を接続し、Gnokii プロジェクトのソフトウエアを通して SMS を送信する SMS 送信サーバを実装します。また、SMS 送信には、別のリモートサーバを利用できます。これにより、異なる Pandora FMS サーバから、それぞれに携帯を接続することなく、メッセージを送信することができます。
行 224: 行 215:
  
 SMS 送信ゲートウェイの仕組みはとても簡単です。送信ファイルを ///home/sms/incoming// ディレクトリに置くだけで、SMS が処理されます。送信したファイルは削除されます。このファイルは特別なフォーマットになっており、以下の通りです。 SMS 送信ゲートウェイの仕組みはとても簡単です。送信ファイルを ///home/sms/incoming// ディレクトリに置くだけで、SMS が処理されます。送信したファイルは削除されます。このファイルは特別なフォーマットになっており、以下の通りです。
 +<file>
  
-**//Phonenumber|SMSText//**+Phonenumber|SMSText 
 + 
 +</file> 
 + 
 +==== Gnokii でのゲートウェイの実装 ==== 
 + 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +It is recommended to keep your systems updated with the [[:en:documentation:08_technical_reference:10_versions|latest version of Pandora FMS]]. **This information is kept for historical purposes**.\\ 
 +</WRAP> 
 + 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +[[:ja:documentation:08_technical_reference:10_versions|Pandora FMS の最新バージョン]] にシステムをアップデートすることをお勧めします。**ここに記載の内容は、過去の情報を保持するためものです。** 
 +</WRAP>
  
-==== SMS ゲートウェイの実装 ==== 
 4つのスクリプトを作成する必要があります。 4つのスクリプトを作成する必要があります。
  
行 238: 行 241:
 **COPY_SMS**: SMS を **scp** コマンドを使って、クライアントシステムからゲートウェイにコピーします。最初のパラメータとして、TELEPHONE を指定し、2番目に送信するテキストを指定します(各パラメータは、"" でくくります)。スクリプトは、転送のために sms ユーザでの ssh 無認証ログインを利用します。ローカルのシステムでは、scp を cp に置き換えたり、Tentacle などの転送プログラムを利用することもできます。 **COPY_SMS**: SMS を **scp** コマンドを使って、クライアントシステムからゲートウェイにコピーします。最初のパラメータとして、TELEPHONE を指定し、2番目に送信するテキストを指定します(各パラメータは、"" でくくります)。スクリプトは、転送のために sms ユーザでの ssh 無認証ログインを利用します。ローカルのシステムでは、scp を cp に置き換えたり、Tentacle などの転送プログラムを利用することもできます。
  
-=== SMS ===+=== sms === 
 + 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +It is recommended to keep your systems updated with the [[:en:documentation:08_technical_reference:10_versions|latest version of Pandora FMS]]. **This information is kept for historical purposes**.\\ 
 +</WRAP> 
 + 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +[[:ja:documentation:08_technical_reference:10_versions|Pandora FMS の最新バージョン]] にシステムをアップデートすることをお勧めします。**ここに記載の内容は、過去の情報を保持するためものです。** 
 +</WRAP> 
 これは、Gnokii を使って SMS を送信するスクリプトです。(///etc/gnokii.conf// にて)設定済みの Gnokii が必要です。スクリプトは、//root// 権限で起動する必要がまります。または、gnokii バイナリで //SETUID// します。 これは、Gnokii を使って SMS を送信するスクリプトです。(///etc/gnokii.conf// にて)設定済みの Gnokii が必要です。スクリプトは、//root// 権限で起動する必要がまります。または、gnokii バイナリで //SETUID// します。
  
行 252: 行 264:
 </code> </code>
  
-=== SMS ゲートウェイ ===+=== sms_gateway === 
 + 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +It is recommended to keep your systems updated with the [[:en:documentation:08_technical_reference:10_versions|latest version of Pandora FMS]]. **This information is kept for historical purposes**.\\ 
 +</WRAP> 
 + 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +[[:ja:documentation:08_technical_reference:10_versions|Pandora FMS の最新バージョン]] にシステムをアップデートすることをお勧めします。**ここに記載の内容は、過去の情報を保持するためものです。** 
 +</WRAP> 
 これはゲートウェイデーモンのスクリプトです。 これはゲートウェイデーモンのスクリプトです。
  
行 282: 行 303:
 </code> </code>
  
-=== SMS ゲートウェイの起動 === +=== sms_gateway_launcher === 
-は、//sms_gateway// を起動するスクリプトです。+ 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +It is recommended to keep your systems updated with the [[:en:documentation:08_technical_reference:10_versions|latest version of Pandora FMS]]. **This information is kept for historical purposes**.\\ 
 +</WRAP> 
 + 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +[[:ja:documentation:08_technical_reference:10_versions|Pandora FMS の最新バージョン]] にシステムをアップデートするとをお勧めします。**ここに記載の内容は、過去の情報を保持するためものです。** 
 +</WRAP> 
 + 
 +This is the launching script form the ''sms_gateway'': 
 + 
 +これは、''sms_gateway'' を起動するスクリプトです。
  
 <code> <code>
行 364: 行 396:
 </code> </code>
  
-=== Sms のコピー ===+=== copy_sms === 
 + 
 +<WRAP center round important 60%>\\ 
 +[[:ja:documentation:08_technical_reference:10_versions|Pandora FMS の最新バージョン]] にシステムをアップデートすることをお勧めします。**ここに記載の内容は、過去の情報を保持するためものです。** 
 +</WRAP> 
 これは、クライアントマシンで送信する SMS を作成し、SMS ゲートウェイへ scp を用いてコピーするスクリプトです。 これは、クライアントマシンで送信する SMS を作成し、SMS ゲートウェイへ scp を用いてコピーするスクリプトです。
  
行 380: 行 417:
 rm -Rf /tmp/$SERIAL1 rm -Rf /tmp/$SERIAL1
 </code> </code>
 +
 +===== OBSOLETE =====
 +
 +==== Debian / Ubuntu ====
 +Debian/Ubuntu では、Pandora FMS が利用する sendsms スクリプトをカスタマイズする必要があります。
 +
 +最初に APT リポジトリからパッケージをインストールします。
 +
 +  $ sudo apt-get install smstools
 +
 +次に、コマンドラインから sms を送信するためのサンプルスクリプトをカスタマイズします。
 +
 +<code>
 +cp /usr/share/doc/smstools/examples/scripts/sendsms /usr/bin
 +chmod 750 /usr/bin/sendsms
 +</code>
 +
 +/usr/bin/sendsms を編集し、次の行をスクリプトの最後に追加します。
 +
 +  chmod 666 $FILE
 +