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--- ja:documentation:04_using:10_gis [2022/01/15 23:00] – [静的画像] junichi
+++ ja:documentation:04_using:10_gis [2022/01/15 23:55] – [エージェントの手動での位置決め] junichi
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 == WMS サーバ ==
-Pandora FMS サーバが直接インターネットに接続されていない場所にある場合、オンラインマップサービスを使用することはできません。また、その他の場合においても、ユーザは独自のマップサーバを使用して柔軟性を高めたり、作業を高速化したり、独自のモザイクタイプを定義したい場合があります。バージョン 7.0 ビルド 723 から、[[http://geoserver.org/|GeoServer]] の WMS サーバ(Web マップサービス)への接続を追加できるようになりました。それには、サービスが提供されているアドレスを入力し、そこから取得したいレイヤの名前を入力する必要があります。
+Pandora FMS サーバが直接インターネットに接続されていない場所にある場合、オンラインマップサービスを使用することはできません。また、その他の場合においても、ユーザは独自のマップサーバを使用して柔軟性を高めたり、作業を高速化したり、独自のモザイクタイプを定義したい場合があります。
+From version 723, it is possible to add connections to WMS (Web Map Service) server, such as GeoServer. For that it is necessary to enter the address where the service is provided and the name or names of the layers to be obtained from it.
-{{ wiki:gis-connection-wms-server.png }}
+バージョン 723 から、GeoServer のような WMS サーバ(Web マップサービス)への接続を追加できるようになりました。それには、サービスが提供されているアドレスを入力し、そこから取得したいレイヤの名前を入力する必要があります。
+{{  :wiki:pfms-setup-setup-gis_map_connection-create_new-wms_server.png?nolink&  }}
 GeoServer サーバの最小限のインストールと設定は、[[:ja:documentation:07_technical_annexes:13_geoserver_installation|こちら]] を参照してください。
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 マップ接続の最後は、位置情報を持っていないエージェントに対するマップの中心とデフォルトの位置の定義です。それらを定義するには、マップをプレビューし、マップをクリックして、'Change in the Map' セレクタで選択されているパラメータに応じて、このパラメータを設定します。
-プレビューマップでは、左上の緑の矢印を使ってマップを動かし、'+' および '-' で拡大率を変更または '虫眼鏡' で最大の拡大率にすることができます。
+In this preview map, it is possible to move around using the green arrows at the top left, change the zoom level with icons + or - or use the zoom in option.
-入力ボックスに値を入れることによって、位置を設定することもできます。
+このプレビューマップでは、左上の緑色の矢印を使用して移動したり、+ または - アイコンでズームレベルを変更したり、ズームインオプションを使用したりすることができます。
-{{ wiki:‎Connection_configruation_set_center_default.png }}
+It is also possible to fix the position by entering the values in their corresponding entry cells (the decimal separator is the dot).
+入力ボックスに値(小数点はドットです)を入れることによって、位置を設定することもできます。
+{{  :wiki:connection_configruation_set_center_default.png?nolink&  }}
 すべての接続パラメータを設定したら、'保存(Save)' ボタンをクリックすることにより、マップビルダから利用できるように接続を保存できます。
-== GIS マップ ==
+=== GIS マップ ===
 接続の設定を行うと、**GIS マップ(GIS Map)** で利用することができるようになります。
-{{ wiki:‎Gis_map_menu.png }}
+{{  :wiki:gis_map_menu.png  }}
+The menu takes the user to a screen with defined maps, where it is possible to edit a map, view the map, fix the default map or delete a map.
 定義済のマップを含む画面が表示されます。ここでは、マップの編集、マップの表示、デフォルトマップの定義、マップの削除ができます。
-新規マップ作成ボタンもあります。
+Sample layer:
+サンプルレイヤ:
-<WRAP center round important 60%>
+{{  :wiki:pfms-topology_maps-gis_maps-list_of_gis_maps_sample.png  }}
-管理者は、エージェントの位置を表示するために使用されるデフォルトマップを設定する必要があります。
-</WRAP>
-**GIS マップの作成**
+There is also a button to create new maps (**Create** button).
-マップ作成ページで最初に行うことは、**マップ名** の設定と、定義されている **利用マップの指定** (後述するベースのレイヤとして、一つ以上を設定することができますが、同時には一つのみが有効です) です。利用マップを選択すると (デフォルトのマップを変更すると) 、Pandora FMS コンソールが、利用マップのデフォルトデータを利用したいかどうかを尋ねてきます。それを受け入れると、コンソールは全ての位置データ (**中心の経度**、**中心の緯度**、**中心の高度**、**デフォルトの経度**、**デフォルトの緯度**、**デフォルトの高度**) を利用マップに設定されている値に設定 (更新) します。ユーザは **デフォルトの拡大率** のみ設定する必要があります。キャンセルすると、これらのフィールドの変更は行われず、利用マップの設定のみが追加されます。
+新たなマップを作成するボタン(**作成(Create)**ボタン)もあります。
-{{ wiki:Gis_map_builder_main.png‎?800 }}
+<WRAP center round important 60%> Set a **default map**, that will be used in the agent view to show its position. </WRAP>
+<WRAP center round important 60%> **デフォルトマップ** を設定します。これは、エージェント表示でその位置を表示するために使用されます。</WRAP>
-**レイヤ定義**
+{{  :wiki:pfms-topology_maps-gis_maps-list_of_gis_maps-default_map.png  }}
+===  GIS マップの作成 ===
+{{  :wiki:gis_map_builder_main.png  }}
+Once on the map creation page, the first thing to do is to add a **map name** and a **map connection** from the ones available. You may add more than one, which will be available later on as base layers (only one of them can be active at once).
+マップ作成ページで最初に行うことは、**マップ名** の設定と、定義されている **利用マップの指定** (後述するベースのレイヤとして、一つ以上を設定することができますが、同時には一つのみが有効です) です。
+{{  :wiki:pfms-topology_maps-gis_maps-builder_map-add_map_connection.png  }}
+When the connection is selected, or if the default connection for the map is changed, the Pandora FMS Console will ask whether you intend to use the default data from the connection for the map. If the answer is 'Accept', the console will fill out or update **all positional data** with the ones defined in the connection, and the user will just set the default zoom in level. If use of the default values is denied, **no changes will be made** and the connection will just be added.
+利用マップを選択すると (デフォルトのマップを変更すると) 、Pandora FMS コンソールが、利用マップのデフォルトデータを利用したいかどうかを尋ねてきます。それを'受け入れる'と、コンソールは**全ての位置データ**を利用マップに設定されている値に設定 (更新) します。ユーザは **デフォルトの拡大率** のみ設定する必要があります。キャンセルすると、これらのフィールドの変更は行われず、利用マップの設定のみが追加されます。
+**Layer definition**{{  :wiki:gis_grupo.png  }}
+**レイヤ定義**{{  :wiki:gis_grupo.png  }}
+Once the basic map parameters are set, it is time to define the map's layers used to select which elements are shown on the map - except if it is the default map - on which there is no need to define any layer, because it will be used to display the agent's position in the agent view.
 基本的なマップのパラメータを設定したら、どのエレメントをマップに表示するかを選択するためのマップのレイヤを定義します。(ただし、デフォルトマップではレイヤを定義する必要がありません。なぜならエージェントビューにおいて、エージェントの位置を表示するのに利用されるためです。)
+Each map has one or more layers to display agents. Each layer was designed to display the //group agents//, //a list of agents// and/or //a group with an agent as a sample//. That way, it is easy to define the agents shown on each layer.
 それぞれのマップは、エージェントを表示するための **一つ以上のレイヤ** を持っています。それぞれのレイヤは、**グループに属するエージェント** や、**エージェント一覧** を表示することができます。これにより、それぞれのレイヤに表示するエージェントの設定は簡単です。
+Layers can be defined as //visible// or //hidden// and it is possible to:
 レイヤは、'表示' または '非表示' を定義できます。
+   * Choose the group with the selector to add agents.
-{{ wiki:GIS_grupo.png }}
+  * Add agents with the cell individually.
+  * Add a group with only one agents as sample.
   * エージェント追加のためにグループを選択します。
   * または、エージェントを手動で追加します。
   * または、一つのエージェントのみを表現するグループを追加します。
+<WRAP center round tip 60%> Once you have created a group in a layer with its representative agent, you cannot generate the same group with another agent. </WRAP>
 <WRAP center round tip 60%>
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 </WRAP>
-レイヤが定義されると、定義されたレイヤーの左の列に移動し、レイヤの削除、または編集が再度可能になります。 レイヤはマップ全体が保存されるまで完全に保存されません。
+Once the layer is defined (it is not completely saved until the complete map is, by clicking **Save map**), it will be moved to the left column of defined layers, where it is possible to arrange (move them up or down), delete or edit them again.
-マップのレイヤ定義が完了したら、**保存(save)** ボタンにて全てを保存することができます。マップを編集する場合は、**更新(update)** ボタンが表示されます。
+レイヤが定義されると(**マップの保存**をクリックまで、完全には保存されません)、定義されたレイヤーの左の列に移動し、レイヤの削除、または編集が再度可能になります。 レイヤはマップ全体が保存されるまで完全に保存されません。
+Once the map layer definition is complete, it is saved by clicking on the **Save Map** button (**Update Map** button in case the map was edited instead).
+マップのレイヤ定義が完了したら、**マップの保存(Save Map)** ボタンにて全てを保存することができます。マップを編集する場合は、**マップの更新(Update Map)** ボタンが表示されます。
 ==== 操作 ====
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 === GIS マップ ===
 GIS マップメニューは、すべての定義済マップを表示します。それぞれマップに定義されたパラメータでマップを表示できます。
+{{  :wiki:pfms-topology_maps-gis_maps-list_of_gis_maps-setup_gear.png  }}
 == マップの移動 ==
-左上にマップ操作のための、４つの緑の矢印があります。それぞれの方向の矢印をクリックすることにより、マップを動かすことができます。**+** と **-** は、拡大率を増減させるアイコンです。また、**ズームバー** で直接設定したい拡大率を選択することができます。
+The controls for the map include four green arrows on the top left corner which allow to move around on the map. The '+' and '-' icons are intended to increase and decrease the zoom level. There is also a 'zoom bar', designed to directly select the desired zoom level.
+左上にマップ操作のための、４つの緑の矢印があります。それぞれの方向の矢印をクリックすることにより、マップを動かすことができます。'+' と '-' は、拡大率を増減させるアイコンです。また、'ズームバー' で直接設定したい拡大率を選択することができます。
+{{  :wiki:pfms-topology_maps-gis_maps-list_of_gis_maps-control_navigation.png  }}
 マップをドラッグすることによっても、動かすことができます。
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 マップ上に表示されているエージェントをクリックすると、そのエージェントに関する詳細情報を表示できます。追加情報画面が表示され、エージェントの名前はエージェント表示へのリンクになっています。
-== 隠す / 表示する / レイヤの選択 ==
+== レイヤ ==
-右側の緑の背景に白の //+// をクリックすると、レイヤの操作パネルが開きます。**緑色のボックス** が表示され、ベースのレイヤ (利用マップが一つ以上定義されている場合) および、表示するレイヤを選択することができます。
+The white '+' icon at the right opens the layer's controls. It displays a green box in which it is possible to select the base layer (the connection to the map's server, if there were more than one are defined for that map) and see which layers are **visible**.
+右側の緑の背景に白の '+' をクリックすると、レイヤの操作パネルが開きます。緑色のボックスが表示され、ベースのレイヤ (利用マップが一つ以上定義されている場合) および、表示するレイヤを選択することができます。
+{{  :wiki:pfms-topology_maps-gis_maps-list_of_gis_maps-control_layers.png  }}
+There is also a special system-defined layer called **Agent Hierarchy**. If this layer is visible, it will display some red dashed lines, connecting an agent to its parent element (if both of them are visible).
-'エージェントの階層(Hierarchy of Agents)' と呼ばれる特別なシステム定義レイヤもあります。 このレイヤーが表示されている場合は、赤い点線が表示され、両方が表示されている場合はエージェントがその親要素に接続されます。
+**エージェントの階層(Hierarchy of Agents)** と呼ばれる特別なシステム定義レイヤもあります。 このレイヤーが表示されている場合は、赤い点線が表示され、両方が表示されている場合はエージェントがその親要素に接続されます。
 == フィルタ ==
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   * その他(Other)
+{{  :wiki:pfms-topology_maps-gis_maps-list_of_gis_maps-filter_status.png  }}
 == マップの更新 ==
 フィルタボタンの隣に、マップの更新間隔を設定する **更新(Refresh)** というコンボボックスがあります。マップは、指定した間隔でエージェントを更新するために、[[http://ja.wikipedia.org/wiki/AJAX AJAX]] を呼び出します。
-== マップ編集と全画面 ==
+== 補助ボタン ==
-マップの上にある最後の 2つのボタンは、マップを編集するための、**GIS マップビルダー(GIS Map Builder)** へのリンクと、マップを全画面表示させるためのボタンです。
-{{ wiki:Gis_maps_default_all_controls2.png?800 }}
+The last three buttons at the top of the map are:
+マップの上にある残りの 3つのボタンは次の通りです。
+  * A public link to the Visual Console
+  * A button to see the **Full screen**  map.
+  * A button to access again the GIS map list.
+  * ビジュアルコンソールへのリンク
+  * **全画面** マップ表示ボタン
+  * GIS マップ一覧へのボタン
+{{  :wiki:pfms-topology_maps-gis_maps-list_of_gis_maps-link-screen-list.png  }}
 === エージェントビュー ===
-Pandora FMS コンソールのエージェントビューにもまた、新たな GIS 機能があります。
-まず最初に、メイン画面でエージェントの **経度**、**緯度**、**高度** を表示します。
+The Pandora FMS console agent view also comes with new GIS features. The main view now displays the agent location in terms pf longitude, latitude and altitude.
+Pandora FMS コンソールのエージェント表示にもまた GIS 機能があります。メイン画面でエージェントの **経度**、**緯度**、**高度** を表示します。
 == GIS 履歴表示 ==
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 == GIS データの無視 ==
-**エージェント管理** メニューに、新たに **GIS データを無視する(Ignore GIS data)** という選択があります。これを有効にすると、エージェントから受け取る位置情報をサーバが無視し、最後に設定された位置を維持するようになります。エージェントが間違った位置情報を送信してくる場合や、位置が固定されている場合に便利です。
+On the //agent manage// tab, there is a new switch called //Update new GIS data//. If this switch is activated, the server will ignore all positional information received from the agent and use the last valid values for it. This is useful in case an agent reports a wrong position or it gets its own fixed place.
+//エージェント管理// メニューに、//新たな GIS データを更新(Update new GIS data)// という選択があります。これを無効にすると、エージェントから受け取る位置情報をサーバが無視し、最後に設定された位置を維持するようになります。エージェントが間違った位置情報を送信してくる場合や、位置が固定されている場合に便利です。
 {{ wiki:Agent_management_icon_ignore_gis_data2.png }}
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+<WRAP center round important 60%> Defining the agent's position will activate the** Ignore GIS Data **option that will later take the opposite value in the option [[:en:documentation:04_using:10_gis#update_gis_data|Update new GIS data]] in order to avoid the agent's next positional information data package to reset the agent's position again.
-<WRAP center round important 60%>
+If this is **not** the desired performance, we recommend deactivating the **Ignore GIS Data** option before clicking **Update**. </WRAP>
-エージェントの位置を設定すると、エージェントから送られてくる位置情報データにより位置がリセットされることを防ぐために、GIS データを無視するオプションが有効になります。そうしたくない場合は、更新ボタンをクリックする前に、**GIS データを無視する(Ignora GIS data)** オプションを無効にしてください。
-</WRAP>
+<WRAP center round important 60%> エージェントの位置を定義すると、[[:ja:documentation:04_using:10_gis#update_gis_data|新たな GIS データを更新(Update new GIS data)]] と逆に**GISデータを無視**オプションが有効になります。このオプションは、エージェントから次の位置情報データが来ても、エージェントの位置情報を再度リセットします。
+これが望む動作でない場合は、**更新(Update)** をクリックする前に **GISデータを無視する** オプションを無効にすることをお勧めします。 </WRAP>
 ==== リンク ====