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ja:documentation:03_monitoring:01_intro_monitoring [2023/01/06 04:23] – [高度なオプション] junichi | ja:documentation:03_monitoring:01_intro_monitoring [Unknown date] (現在) – 削除 - 外部編集 (Unknown date) 127.0.0.1 | ||
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行 1: | 行 1: | ||
- | ====== モニタリング概要 ====== | ||
- | {{indexmenu_n> | ||
- | [[ja: | ||
- | |||
- | ===== モニタリングの概要 ===== | ||
- | |||
- | Pandora FMS のすべてのユーザ操作は、ウェブコンソールを通して行います。コンソールへのアクセスは、任意のコンピュータから特別なプログラムを必要とせず HTML5 に対応したブラウザで行うことができます。 | ||
- | |||
- | 監視とは、情報を収集して保存し、そのデータに基づいて決定した処理を実行すために、あらゆるタイプのシステム上のプロセスを実行することです。 | ||
- | |||
- | Pandora FMS は、収集する情報の範囲や量を拡張できる複数の機能をもったスケール可能な監視システムです。 | ||
- | |||
- | ===== Pandora FMS における論理エージェント ===== | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | Pandora FMS によるすべての監視は、// | ||
- | |||
- | Pandora FMS コンソールで定義された論理エージェントでは、ソフトウェアエージェントを通じて収集されたローカル情報、ネットワークチェックを通じて収集されたリモート情報、またはその両方を表示できます。 そのため、Pandora FMS コンソール上で表現されるエージェントと、対象システムにインストールしてローカルでデータを収集するソフトウェアエージェントは異なるということを理解することが重要です。 | ||
- | |||
- | ==== ソフトウエアエージェントでのモニタリングと、リモートモニタリング ==== | ||
- | Pandora FMS には、主にソフトウエアエージェントを使った方法とリモートで行う方法の 2つの監視手法があります。 | ||
- | |||
- | **エージェントベースの監視** は、監視対象にインストールした小さなソフトウエアを用い、ローカルでコマンドやスクリプトを実行して情報を取得します。 | ||
- | |||
- | **リモート監視** は、監視対象の確認をリモートからネットワークを介して行います。監視対象には、追加のソフトウエアをインストールする必要はありません。 | ||
- | |||
- | つまり、[[: | ||
- | |||
- | 両方のタイプのエージェントは、同じ一般設定とデータ表示を共有します。Pandora FMS においては、一つの手法もしくは組み合わせでの監視が可能です。 | ||
- | |||
- | ==== コンソールでのエージェント設定 ==== | ||
- | |||
- | **編集画面の例** | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | * **別名(Alias): | ||
- | * **サーバ(Server): | ||
- | |||
- | **高度な編集画面の例** | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | * **セカンダリグループ(Secondary groups):** エージェントが複数のグループに属するためのオプションパラメータ。 | ||
- | * **関連障害検知抑制(Cascade protection services): | ||
- | * **モジュール定義(Module definition): | ||
- | * **学習モード(Learning mode):** 新たなモジュールを含む XML を受け取った場合、モジュールを自動的に作成します。(デフォルト) | ||
- | * **通常モード(Normal mode):** 新たなモジュールを含む XML を受け取った場合、すでにコンソールに設定が無ければ作成しません。 | ||
- | * **自動無効化モード(Auto-disable mode):** 学習モードと同じですが、全モジュールが不明になった場合に情報が再度車でエージェントを無効化します。 | ||
- | |||
- | ==== コンソールでのエージェント参照 ==== | ||
- | この画面では、エージェントに関する多くの情報を見ることができます。リモート実行を強制し、データを更新することができます。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | 上部には、エージェントデータの概要が表示されます。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | * 全モジュールとその状態 | ||
- | * 直近 24時間のイベント | ||
- | * エージェント情報 | ||
- | * 名前 | ||
- | * バージョン | ||
- | * エージェント接続 | ||
- | * グループ | ||
- | * ... | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | エージェントに属する **開始済み** モジュール一覧(**モジュール名**)とその状態が表示されます。 | ||
- | |||
- | 最後に、エージェントが生成したイベントが表示されます。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | ===== モジュール ===== | ||
- | |||
- | モジュールは、エージェント内に格納されている情報の単位です。 これらは、エージェントが指しているデバイスまたはサーバの状態を見る監視項目です。 | ||
- | |||
- | <WRAP center round tip 60%> | ||
- | 各モジュールに格納できるメトリックは 1つだけです。 同じエージェント内に同じ名前の 2つのモジュールを設定することはできません。 | ||
- | </ | ||
- | |||
- | すべてのモジュールは以下の状態を持ちます。 | ||
- | |||
- | * **未初期化(Not started):** まだデータを受け取っていません。 | ||
- | * **正常(Normal): | ||
- | * **警告(Warning): | ||
- | * **障害(Critical): | ||
- | * **不明(Unknown): | ||
- | |||
- | モジュールは、二値、数値、文字列といった、異なるタイプ([[: | ||
- | )のデータを持ちます。 | ||
- | |||
- | ==== モジュールのタイプ ==== | ||
- | Pandora FMS には、いくつかのモジュールのタイプがあります。 | ||
- | * **データモジュール(Data module):** これは、たとえばデバイスの CPU や空きメモリの使用など、ソフトウエアエージェントがインストールされているシステムでチェックが行われるローカル監視モジュールです。 この種の監視についてもっと知りたい場合は、[[ja: | ||
- | * **ネットワークモジュール(Network module):** これは、エージェントが機能しているかどうか、または特定のポートが開いているかどうかなど、エージェントが指しているデバイスまたはサーバとの接続を確認するために使用されるリモート監視モジュールです。 この種の監視についてもっと知るためには、[[ja: | ||
- | * **プラグインモジュール(Plugin module):** これは、ローカルまたはリモートの監視モジュールで、スクリプトを作成してカスタムチェックを行うことができます。 それらを使って、Pandora FMS コンソールからデフォルトの監視機能よりもさらに高度で広範囲なチェックを行うことができます。この種の監視についてもっと知りたい場合は、[[ja: | ||
- | * **WMI モジュール(WMI module):** これは、Windows システムに対して、インストールされているサービスのリストや現在の CPU 負荷の取得などができるリモート監視モジュールです。 この種の監視についてもっと知りたい場合は、[[ja: | ||
- | * **予測モジュール(Prediction module):** これは、監視対象サーバーの平均 CPU 使用率や接続待ち時間の合計など、他の " | ||
- | * **ウェブサーバモジュール(Webserver module):** これは、たとえば Web サイトが停止しているかどうか、または特定の単語が含まれているかどうかを確認するなど、Web サイトの状態をチェックしてデータを取得する Web 監視です。この種の監視についてもっと知りたい場合は、[[ja: | ||
- | * **ウェブ分析モジュール(Web analysis module):** これは、Web サイトの参照、資格情報の導入、フォームへの準拠など、ユーザの Web 参照のシミュレーションが実行できる Web 監視です。 この種の監視についてもっと知りたい場合は、[[ja: | ||
- | |||
- | ==== 状態監視 ==== | ||
- | 監視をするとき、システムから、メモリ、CPU、筐体温度、接続ユーザ数、eコマースサイトの注文数、その他数値情報をシステムから取得します。時々、我々はデータにのみ興味を持ちますが、一般的に値に対して状態を関連付けたいと考えます。そこで「しきい値」を越えたときに状態が変化し、何が正常か異常かを知らせてくれるようにします。これが監視です。状態の概念について説明します。 | ||
- | |||
- | Pandora FMS は、データに基づき状態を決定するための **しきい値** を定義することができます。3つの可能な状態として、'' | ||
- | |||
- | * **Warning status - Min. Max.**: Lower and upper limits for the '' | ||
- | * **Critical status - Min. Max.**: lower and upper limits for the critical status. If the numerical value of the module is in this range, the module will go into critical status. If no upper limit is specified, it will be infinite (all values above the lower limit). | ||
- | * **Critical status - Str.**: The same as the previous point but for '' | ||
- | * **Inverse interval**: present for both '' | ||
- | |||
- | * **警告状態 - 最小 最大(Warning status - Min. Max.)**: 警告状態の下限と上限です。モジュールの値がこの範囲に入ると、モジュールは警告状態になります。上限を設定しない場合は、無限(下限を超えたすべての値が対象)となります。 | ||
- | * **障害状態 - 最小 最大(Critical status - Min. Max.)**: 障害状態の下限と上限です。モジュールの値がこの範囲に入ると、モジュールは障害状態になります。上限を設定しない場合は、無限(下限を超えたすべての値が対象)となります。 | ||
- | * **範囲の反転(Inverse interval)**: | ||
- | |||
- | {{ : | ||
- | |||
- | * **Percentage**: | ||
- | * **Warning status** | ||
- | * **Critical status - Str.**: Regular expression for alphanumeric modules (string). If any matches are found, the module will go into critical status. | ||
- | |||
- | * **パーセンテージ(Percentage)**: | ||
- | * **警告状態 - 文字列(Warning status - Str.)**: 文字列モジュールに対する正規表現です。マッチするとモジュールは警告状態になります。 | ||
- | * **障害状態 - 文字列(Critical status - Str.)**: 文字列モジュールに対する正規表現です。マッチするとモジュールは障害状態になります。 | ||
- | |||
- | <WRAP center round tip 60%> | ||
- | " | ||
- | </ | ||
- | |||
- | === 数値しきい値 - ケーススタディ 1 === | ||
- | CPU 使用率モジュールは、エージェントのステータスの中で常に緑色です。これは単に 0% と 100% の間の値を報告するためです。 70% に達したときに CPU 使用率モジュールが警告状態(黄色)になり、90% に達したときに障害状態(赤)になるようにするには、次のようにしきい値を設定する必要があります。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | そのコンピュータからデータを受信し、データが 70% 未満の場合、データは緑色で'' | ||
- | |||
- | === 文字列しきい値 - ケーススタディ 2 === | ||
- | モジュールが次のような // | ||
- | |||
- | * '' | ||
- | * '' | ||
- | * '' | ||
- | |||
- | 以下に示すように **警告状態(Warning Status)** および **障害状態(Critical Status)** フィールドの **文字列(Str.)** に正規表現で設定することにより、アラートのしきい値を設定できます。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | <WRAP center round tip 60%> | ||
- | 正規表現には注意してください。大文字と小文字が区別されます。 | ||
- | </ | ||
- | |||
- | この設定により、モジュールは、データに BUSY という文字列が含まれている場合は'' | ||
- | |||
- | === 動的監視 (自動しきい値設定) === | ||
- | 動的監視は、インテリジェントかつ予測的な方法でモジュールの状態しきい値を自動的かつ動的に調整します。この処理では、しきい値の設定を指定の期間で収集した値から平均および標準偏差を計算することによって行います。 | ||
- | |||
- | == 設定可能なパラメータ == | ||
- | |||
- | {{ : | ||
- | |||
- | * **動的しきい値の間隔(Dynamic Threshold Interval)**: | ||
- | * **最大動的しきい値(Dynamic Threshold Max.)**: パーセンテージの設定で上限を増加させることができます。例えば、平均値が 60前後で障害状態のしきい値が 80のときに、最大動的しきい値を 10 に設定すると、障害状態のしきい値を 10% あげることができます。結果、障害状態しきい値は 88 となります。 | ||
- | * **2つの動的しきい値を使う(Dynamic Threshold Two Tailed)**: 有効化すると、動的しきい値システムは、平均より //下// のしきい値も設定します。無効化(デフォルト)している場合は、平均値の //上// のみのしきい値を設定します。 | ||
- | * **最小動的しきい値(Dynamic Threshold Min.)**: // | ||
- | |||
- | == ケーススタディ 1 == | ||
- | 次の例では、計算された平均値は赤い線の高さ(約30)にあります。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | 動的しきい値を有効化すると、上限しきい値はこのように設定されます(約45以上)。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | パラメータ // | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | それに応じて、パラメータ // | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | == ケーススタディ 2 == | ||
- | Web の応答時間モジュールを例にとります。しきい値の計算期間は 1週間です。 | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | 設定を保存し、// | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | このとき、モジュールは、応答時間が 0.33秒より大きい場合には「警告」ステータスに、0.37秒より大きい場合には「障害」に切り替わります。 グラフは次のようになります。 | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | ここでは、しきい値はやや高いと考えられるため、パラメータ // | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | 変更を行ったあと // | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | グラフは次のようになります。 | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | == ケーススタディ 3 == | ||
- | この例では、制御室または CPD の温度を監視しています。グラフは、わずかなばらつきのある値を示しています。 | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | このような状況では、温度は安定した状態で、極端に高い値や極端に低い値になることはあまりありません。そのため、パラメータ // | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | 自動的に生成されたしきい値は次の通りです。 | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | グラフは以下のようになります。 | ||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | この場合、23.10 と 26 の間の値は常に正常とみなされます。これが制御室で許容される温度です。必要に応じて " | ||
- | |||
- | == 追加設定パラメータ == | ||
- | |||
- | [[: | ||
- | |||
- | * **dynamic_updates**: | ||
- | * **dynamic_warning**: | ||
- | * **dynamic_constant**: | ||
- | |||
- | |||
- | ==== 基本オプション ==== | ||
- | |||
- | <WRAP center round important 60%>\\ | ||
- | Always keep in mind that this interface is used by [[: | ||
- | </ | ||
- | |||
- | <WRAP center round important 60%>\\ | ||
- | このインターフェースは[[: | ||
- | </ | ||
- | |||
- | {{ : | ||
- | |||
- | * **Using module component**: | ||
- | * **Name**: Module name. | ||
- | * **Disable**: | ||
- | * **Module group**: It allows you to assign the module to a defined module group. | ||
- | * **Type**: [[: | ||
- | * **Warning threshold** | ||
- | * **Historical data**: Check this option if you need to save the values in the [[: | ||
- | * **Target IP** y **Port**: IP address and port number to query for monitoring values. In some cases, as for example with WMI monitoring, additional text fields will appear to establish connection credentials and even query strings. | ||
- | |||
- | * **モジュールコンポーネントの利用(Using module component): | ||
- | * **名前(Name)**: | ||
- | * **無効化(Disable)**: | ||
- | * **モジュールグループ(Module group)**: 定義済のモジュールグループにモジュールを割り当てることができます。 | ||
- | * **タイプ(Type)**: | ||
- | * **警告閾値(Warning threshold)** および **障害閾値(Critical threshold)**: | ||
- | * **データの保存(Historical data)**: データを保存する場合にチェックします。 | ||
- | * **対象IP(Target IP)** および **ポート(Port)**: | ||
- | |||
- | === 高度なオプション === | ||
- | |||
- | <WRAP center round important 60%> | ||
- | |||
- | </ | ||
- | |||
- | <WRAP center round important 60%> | ||
- | </ | ||
- | |||
- | {{ : | ||
- | |||
- | * **Custom ID**: Field to store a custom identification value. | ||
- | * **Unit**: For choice unit of the data received by the module, by default empty. You may either choose a specific unit (Timeticks, Bytes, Entries, etc.) or click on the pencil icon [[https:// | ||
- | * **Interval: | ||
- | * If they are remote modules: Time period during which the remote check takes place. | ||
- | * If they are data modules: Remote module that represents N times the interval of the defined agent, doing the local check during that time. | ||
- | * **Post process: | ||
- | * Seconds to months. | ||
- | * Seconds to weeks. | ||
- | * Seconds to days. | ||
- | * Seconds to minutes. | ||
- | * Bytes to Gigabytes. | ||
- | * Bytes to Megabytes. | ||
- | * Bytes to Kilobytes. | ||
- | * Timeticks to weeks. | ||
- | * Timeticks to days. | ||
- | * You may also set custom conversions by clicking on the pencil icon [[https:// | ||
- | * **Min. Value** | ||
- | * **Dynamic Threshold Interval**: Fields reserved for [[: | ||
- | * **Export target**: If you have configured an [[: | ||
- | * **Discard unknown events**: It allows to discard unknown events. | ||
- | * **FF threshold: | ||
- | * **FF interval: | ||
- | * **FlipFlop timeout: | ||
- | * **Tags available** | ||
- | * **Quiet: | ||
- | * **Cascade Protection Services: | ||
- | |||
- | * **カスタム ID(Custom ID)**: カスタム ID を指定するフィールドです。 | ||
- | * **単位(Unit)**: | ||
- | * **Interval: | ||
- | * **間隔(Interval): | ||
- | * リモートモジュールの場合、これはリモートチェックが実行される期間です。 | ||
- | * データモジュールの場合、それは定義されたエージェント間隔の N倍を表し、その期間にローカルチェックを実行する数値です。 | ||
- | * **保存倍率(Post process):** モジュールの受信データの保存時の倍率です。デフォルトは 0 で無効状態です。次の変換を実行できます。 | ||
- | * Seconds to months. | ||
- | * Seconds to weeks. | ||
- | * Seconds to days. | ||
- | * Seconds to minutes. | ||
- | * Bytes to Gigabytes. | ||
- | * Bytes to Megabytes. | ||
- | * Bytes to Kilobytes. | ||
- | * Timeticks to weeks. | ||
- | * Timeticks to days. | ||
- | * 鉛筆アイコン [[: | ||
- | * **最小値(Min. Value)** および **最大値(Max. Value)**: モジュールがとりうる最小および最大値を設定できます。 | ||
- | * **動的しきい値間隔(Dynamic Threshold Interval)**: | ||
- | * **エクスポートターゲット(Export target)**: [[: | ||
- | * **不明イベントの破棄(Discard unknown events)**: 不明イベントを破棄できます。 | ||
- | * **連続抑制しきい値(FF threshold): | ||
- | * **連続抑制時の間隔(FF interval): | ||
- | * **連続抑制タイムアウト(FlipFlop timeout):** 非同期モジュールでのみ使用できるパラメータです。連続抑制による状態変化を有効にするためには、指定された間隔内に連続してデータを受信しなければなりません。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | |||
- | 連続抑制回数 (FF Threshold: FF は FlipFlop を意味します) パラメータは、イベントや状態の連続的な変化をフィルタするために利用します。オリジナルの状態から変化した状態が連続して X 回を超えて続かないと、変化が発生したと Pandora FMS が認識しないようにすることができます。以下に例を見てみましょう。あるホストへの ping でパケットロスがあります。このような場合、次のような結果になります。 | ||
- | |||
- | < | ||
- | 1 | ||
- | 1 | ||
- | 0 | ||
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- | 1 | ||
- | 0 | ||
- | 1 | ||
- | 1 | ||
- | 1 | ||
- | </ | ||
- | |||
- | しかし、ホストは稼働しています。連続抑制回数を 2に設定し、少なくとも 3回連続でダウン状態にならないと、Pandora にダウンと認識し通知して欲しくないとすると、上記の例はダウンと見なさないパターンに該当します。逆に以下のような場合にダウンと認識します。 | ||
- | |||
- | < | ||
- | 1 | ||
- | 1 | ||
- | 0 | ||
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- | 0 | ||
- | </ | ||
- | |||
- | 最後の状態になったときに、ダウンと認識し、それ以前はダウンではありません。 | ||
- | |||
- | 連続抑制回数は、このような不安定な変動を避けるために便利です。すべてのモジュールにおいて実装されており、状態の変化を避けるのに利用します (*proc モジュールの場合は、設定された制限もしくは自動制限により制限されます)。 | ||
- | |||
- | バージョン 5.1 からは、連続抑制回数には 2つのモードがあります。 | ||
- | |||
- | * **全状態変化(All state changing)**: | ||
- | * **個別状態変化(Each state changing)**: | ||
- | |||
- | 非同期モジュールでは、タイムアウト(連続抑制タイムアウト)も設定できます。短時間に複数回、警告や障害のデータを受信した場合にのみ障害通知をしたい場合に便利です。 | ||
- | データを受信する間隔がタイムアウト値を超えた場合は、連続抑制回数のカウンタがリセットされます。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | たとえば、エージェントから 5分以内に 2回障害データが送られた場合にのみ通知をしたい場合(5分を超える間隔でデータが送られてきても障害通知したくない場合)は、連続抑制回数に 1、連続抑制タイムアウトに 300 を設定します。 | ||
- | |||
- | * // | ||
- | |||
- | これは、連続抑制の高度なオプションで、モジュールの状態を制御します。" | ||
- | |||
- | どのように動作するか例を以下に示します。 | ||
- | |||
- | 次のようなモジュールがあると仮定します。 | ||
- | |||
- | < | ||
- | | ||
- | | ||
- | | ||
- | | ||
- | |||
- | | ||
- | 正常: 0; | ||
- | 警告: 3; | ||
- | 障害: 2; | ||
- | |||
- | | ||
- | </ | ||
- | |||
- | そして、以下のようなデータ/ | ||
- | |||
- | ^ データ | ||
- | | 81 | 警告 | ||
- | | 83 | 警告 | ||
- | | 95 | 障害 | ||
- | | 89 | 警告 | ||
- | | 98 | 障害 | ||
- | | 81 | 警告 | ||
- | | 86 | 警告 | ||
- | |||
- | 例からわかるように、データから状態は警告と障害になりますが、連続抑制の定義にマッチしないため現在の状態は正常です。 | ||
- | |||
- | カウンタ維持パラメータを設定することにより、カウンタは維持され、結果、状態の変化は以下のようになります。 | ||
- | |||
- | ^ データ | ||
- | | 81 | 警告 | ||
- | | 83 | 警告 | ||
- | | 95 | 障害 | ||
- | | 89 | 警告 | ||
- | | 98 | 障害 | ||
- | | 81 | 警告 | ||
- | | 86 | 警告 | ||
- | |||
- | 別の例を見てみます。 | ||
- | |||
- | 次のようなモジュールがあると仮定します。 | ||
- | |||
- | < | ||
- | | ||
- | | ||
- | | ||
- | | ||
- | |||
- | | ||
- | 正常: 2; | ||
- | 警告: 3; | ||
- | 障害: 2; | ||
- | |||
- | | ||
- | </ | ||
- | |||
- | 状態カウンタは、正常状態と障害状態が連続して到着した場合にのみ累積します。一方で、警告状態は連続して到着しなくてもカウンタを累積することがあります。 | ||
- | |||
- | 状態カウンタは、以下のような場合にリセットされます。 | ||
- | - 値の状態が現在の状態と一致する値が到着した場合 | ||
- | - " | ||
- | |||
- | 正常カウンタと障害カウンタには特別な動作があり、連続していない場合はこれらのカウンタのみがリセットされます。 | ||
- | |||
- | この場合、次のようなデータを受け取ります。 | ||
- | |||
- | ^ データ | ||
- | | 81 | 警告 | ||
- | | 83 | 警告 | ||
- | | 95 | 障害 | ||
- | | 89 | 警告 | ||
- | | 警告カウンタが 3 になったとき、状態が警告に変更されカウンタはリセットされます。 | ||
- | | 50 | 正常 | ||
- | | 98 | 障害 | ||
- | | 正常カウンタと障害カウンタが増え続けるには、連続している必要があります。障害状態の値を受信したとき、正常カウンタは 0 になります。 | ||
- | | 91 | 障害 | ||
- | | 障害カウンタが 2 に達すると、状態は障害に変更されカウンタはリセットされます。 | ||
- | | 30 | 正常 | ||
- | | 31 | 正常 | ||
- | | 正常カウンタが 2 に達すると、状態は正常に変更されカウンタはリセットされます。 | ||
- | | 81 | 警告 | ||
- | | 83 | 警告 | ||
- | | 12 | 正常 | ||
- | | 受け取ったデータが正常状態で、かつ現在の状態と同じであれば、カウンタはリセットされます。 | ||
- | |||
- | |||
- | * **タグの存在(Tags available)** および **ポリシーからのタグ(Tags from policy)**: これらは Enterprise 版の機能です。詳細に関しては、 [[: | ||
- | * **静観(Quiet): | ||
- | * **サービス関連障害検知抑制(Cascade Protection Services): | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | * **Critical instructions**, | ||
- | * **Cron**: You may specify time periods when the module will be executed. It follows the nomenclature: | ||
- | * **Cron from**: It has **Any** | ||
- | * **Cron from**//: specific. //**Cron to**//: any//: To be executed only when it matches the specified number. E.g.: '' | ||
- | * **Cron from**//: specific. //**Cron to**//: specific//: It will be run during the established interval. E.g.: '' | ||
- | * **Timeout**: | ||
- | * **Retries**: | ||
- | * **Category**: | ||
- | * **Module parent**: Used to establish protection hierarchy in **Cascade Protection Services**. | ||
- | * **Custom macros: | ||
- | |||
- | * **障害時手順(Critical instructions)**, | ||
- | * **Cron:** 分、時間、日、月、曜日でモジュールの実行を指定することができます。3つの設定があります。 | ||
- | * **Cron 開始**: すべてのフィールドが **任意(any)** の場合は実行制限はありません。 | ||
- | * **Cron 開始**: // | ||
- | * **Cron 開始**: // | ||
- | * **タイムアウト(Timeout)**: | ||
- | * **リトライ(Retries)**: | ||
- | * **カテゴリ(Category)**: | ||
- | * **モジュールの親(Module parent)**: **関連障害検知抑制**での階層を設定するために使用します。 | ||
- | * **カスタムマクロ(Custom macros): | ||
- | |||
- | | ||
- | |||
- | 例: | ||
- | |||
- | < | ||
- | _technology_ | ||
- | _modulepriority_ | ||
- | _contactperson_ | ||
- | </ | ||
- | |||
- | これらのマクロは、モジュールのアラートで利用でき、特に [[: | ||
- | モジュールが Web 分析モジュールタイプの場合: | ||
- | |||
- | 動的マクロは @ で始まる特別なフォーマットを持ち、これらは置換されます。 | ||
- | |||
- | < | ||
- | @DATE_FORMAT (ユーザが指定したフォーマットでの現在日時) | ||
- | @DATE_FORMAT_nh (時間) | ||
- | @DATE_FORMAT_nm (分) | ||
- | @DATE_FORMAT_nd (日) | ||
- | @DATE_FORMAT_ns (秒) | ||
- | @DATE_FORMAT_nM (月) | ||
- | @DATE_FORMAT_nY (年) | ||
- | </ | ||
- | |||
- | ここで、" | ||
- | |||
- | == タグ == | ||
- | * **タグ(Tags): | ||
- | |||
- | タグを作成するには、モジュールタグをクリックします。 | ||
- | |||
- | |||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | タグを使用することにより、名前、説明を定義できます。また、そのタグに関連付けられている完全な URL(http:// | ||
- | |||
- | モジュールの詳細オプション内で、左側の列には使用可能なタグが表示され、右側の列にはそのモジュールにリンクされたタグが表示されます。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | |||
- | さらに、モジュールのアクセス制御にタグを使用できるため、ユーザを必要のないモジュールにアクセスさせることなく、特定のエージェントのモジュールにのみアクセスさせることができます。 これに関する詳細は、ユーザプロファイリングの章 (([[: | ||
- | |||
- | ===== モジュールライブラリ ===== | ||
- | |||
- | <WRAP center round tip 60%> | ||
- | バージョン **744** からあります。メニューからモジュールライブラリへアクセスするには、// | ||
- | </ | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | 最も重要な 9つのカテゴリが表示されます。**全てのカテゴリを見る(See all categories)** をクリックすることにより残りを見ることができます。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | 各カテゴリでは、利用可能なすべてのモジュールが簡単な説明とともに表示され、**詳細(More details)** をクリックすると拡大されます。 | ||
- | |||
- | {{ wiki: | ||
- | |||
- | 注意: **Pandora FMS** **Enterprise モジュール** のダウンロードリンクは、以下の場合のみ表示されます。 | ||
- | * // | ||
- | * Pandora FMS **バージョン** が **Enterprise** である。 | ||
- | * Pandora FMS ユーザが **AW 権限**を持っている。 | ||
- | ライブラリへのアクセス方法の詳細は、[[ja: | ||
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- | [[ja: |